風邪は最も多くかかる病気で毎年平均2回から5回ほど風邪をひくと言います。症状は鼻水、鼻づまり、喉の痛み、咳などがあり、普通は1週間程で治ります。
インフルエンザは38度以上の発熱が急に起こり頭痛や筋肉や間接の痛みを伴います。通常は1週間程度で治ります。
風邪の原因はウイルスで、ライノウイルスが半分をしめていますが、100種以上の型があると分かっています。
インフルエンザは足下からの寒気や膝から大股にかけての不快感、そして39度を超える急な発熱と頭痛の症状からしばしば始まる。
これは頭から足まで全身に及ぶのは、ウイルス感染に対して免疫系が総動員されて、戦っているからです。
それに連動してホルモン分泌異常、代謝障害、ストレス性反応が起こっています。インフルエンザは全身病といえます。
「科学の世界」カテゴリーアーカイブ
AI時代の士業の直接的影響ー66(7)
直接的な失業を考えてみよう。①士業の業務にはパソコンでの作業とパソコン外の業務がある。
②技術的には自動化が可能であっても、利用する為の理解が進まないと利用しない。
③さらにそのサービスへの信頼が得られない限り、利用しない。④直接的に人を雇うコストより下回らない限り自動化しようとしない。
自動化が可能になったタイミングと人が仕事を奪われるタイミングには時差があります。しかしその時差も縮まっています。
パソコン上の単純作業の自動化が進んでいる。学習によるパターン認識により、データ入力を自動化する事やRPA(簡単事務の自動化)です。
代表的な事例は会計の仕訳入力で、過去の仕訳内容をAI学習し、摘要や金額内容から推測して仕訳の自動作成をします。
又契約書内容をAI学習し、一部の契約書では自動化を始めています。
特に現在定型業務はRPAの適用が増えています。これはエクセルのマクロと似ていますが、これはエクセルのなかの自動化ですが、RPAはメールやWEBアクセス等の操作も自動化が可能になり、パソコンで処理している業務に限り自動化が可能となり、今後更に広がる可能性があります。
パソコン外の情報もOCR(光学文字認識)に領収書を読ますとデジタルデータに変換出来、仕訳データが自動的に作成されます。
大手事務所を中心に業務の自動化が進んでいます。行政でも行政機関同士の連携により、オンライン化や複数業務の一元化が進んでいます。
もう一つ注目すべき点で技術的失業の可能性があるのは法律でも分からない事があれば弁護士や司法書士、行政書士にすべき相談が、インターネットで解説される様になった。
各種の届けや申請、登記でも自力でする方法を紹介するサイトがあります。この様に専門知識は①WEB掲載、②平易化のステップを進んでいます。
いずれは複雑な専門知識にもWEB情報が主流となり、有料で専門知識を提供するビジネスモデルは成り立たなくなるでしょう。
AI 時代士業の間接的影響-66(6)
間接的失業を具体的に考えてみる。ITの普及で連絡は郵便などで配達する必要がありましたが、現在ではパソコンで電子メールを書き、送信すれば何百人でも送信可能です。
何かを調べたければ、図書館に行かなくても、スマートフォンで検索すれば情報が入手出来ます。
会計事務所の例ではかつては手書きで会計帳簿を作り、電卓で計算が合うかを確認して、決算書を手書きで仕上げました。今は会計システムに、仕分けを入力するだけで、自動的に会計帳簿も決算書を作成できます。
このように1人のこなせる業務量は技術の進歩によって数十倍にあがり、正確性も上がってきます。ところが給料も数十倍に上がる訳ではありません。
一件当たりの人件費は大幅に下がります。この結果売価を下げて、多くの顧客を獲得し、相場の低下をもたらします。
これまで士業を探すには知人による紹介が中心でしたが、インターネットによる情報格差が無くなり、条件に合った士業を探す事ができます。
具体的に月額¥9800等と広告を出している低価格の事務所が簡単に探せる様になれば、業務の相場は低下します。
この低価格の行きつく所は格安あるいは、無料にし、その先の顧問契約やコンサルティングやシステム使用料などで利益を出すビジネスへのシフトです。
今は会計システムに、仕分けを入力するだけで、自動的に会計帳簿も決算書を作成できます。
このように1人のこなせる業務量は技術の進歩によって数十倍にあがり、正確性も上がってきます。ところが給料も数十倍に上がる訳ではありません。
一件当たりの人件費は大幅に下がります。この結果売価を下げて、多くの顧客を獲得し、相場の低下をもたらします。
これまで士業を探すには知人による紹介が中心でしたが、インターネットによる情報格差が無くなり、条件に合った士業を探す事ができます。具体的に月額¥9800等と広告を出している低価格の事務所が簡単に探せる様になれば、業務の相場は低下します。
この低価格の行きたく所は格安あるいは、無料にし、その先の顧問契約やコンサルティングやシステム使用料などで利益を出すビジネスへのシフトです。
新型コロナウイルスと感染症ー6
人類は長く細菌の感染(細菌感染症)で起こる病気で苦しんできました。感染症に対応する方法が無かったのです。
しかし1928年フレミングにより発見された。青カビが生えた所には細菌が生えていないのを目撃し、青カビから取り出す事に成功した抗生物質です。それがペニシリンです。
細菌が細胞壁を作ったり、増殖したりするのを抑え込みます。これらの薬を抗生物質といいます。
ペニシリンは細菌に働くけど、動物には作用しません。抗生物質とは細菌の細胞をターゲットにして、細胞の増殖を防ぎます。
ところが細菌は絶えず進化しており、抗生物質が効かない細菌が出てきました。
抗生物質を分解したり、細菌を構成している分子を変化したり、抗生物質を細胞の外に吐き出したりする耐性を持つ細菌、つまり耐性菌が出現して来ました。
新型コロナウイルスー病気に勝つー5
病気の元を辿れば、ストレスと低体温になると言う。 新潟大学名誉の安保徹氏によれば、病気にならない体を作るには
①食事にあり。体の基本は腸にある。腸は免疫力の重要なリンパ球を作る場所です。口、食道、胃、腸、肛門まで一本の筒状になっている消化管を自然食品を食べて、刺激する事により、リンパ球を増やします。
例えば玄米、海藻、野菜、納豆や味噌の発酵食品、酢のもの、わさび、辛子、生姜など苦み、辛みの食品、にら、ネギなど体を温める食品がお勧めです。
つまり日本人に適した食生活が体への負担を軽くし、病気にかかりにくくなります。
②体温は36.4度が理想的です。36度以上あれば健康を保てます。
しかし年をとると体温は低くなっていきます。ストレスを抱えている人は低体温が多いのです。
低体温になると代謝能力が落ちて病気になりやすくなります。血管が閉じやすく顆粒球(かりゅうきゆう)が増えすぎて交感神経を緊張させるので、低体温から脱却する事。
③ストレスを無くすこと。殆どの病気の原因はストレスにあるとも言えます。
但しストレスには良いストレスと悪いストレスがあります。悩み、働きすぎ、くすりの飲み過ぎなどです。適当なストレスは自然治癒力を増します。
コロナ新型コロナウイルスと免疫力ー4
ウイルスはどんな行動をするのか、一般には細胞の表面に吸着し、細胞内に侵入する。そして自らのDNA を壊し、細胞内部に放出する。
すると細胞内部にあるリポソームの働きでウイルスのタンパ質がつくられる。そしてそれらが集まってウイルス粒子として、細胞から放出され、増殖する。
つまり自分では増殖出来ず、細胞に寄生して、初めて増殖できる。
ウイルスに感染しても、発病する人としない人がありますが、その差は免疫力があるかどうかで決まると言います。
免疫とは白血球数と、白血球中のリンパ球(35%)と、顆粒球(かりゅうきゆう)(60%)の比率で決まる。そしてさらに重要なのはそれをコントロールする自立神経です。
白血球数はその人の日常のエネルギー量と正比例する。自立神経とは体を構成する60兆個の神経をコントロールする神経のことだ。つまり呼吸、心拍、血圧、体温などを保って生命維持をする神経の事。
自立神経には活動を促進する交感神経と休む時や食事の時働く副交感神経があり、交感神経が優位の時は顆粒球が活発化し、副交感神経が優位の時はリンパ球の働きが活発になります。
つまり交感神経と副交感神経とがバランスよく60兆の細胞をコントロールし、その結果無意識下にある呼吸や心拍を適切に動かし生命維持を図っている。このバランスを乱さない事が免疫力を維持するには最も大切である。
AI時代の士業と具体的失業ー66(5)
機械が人間の仕事を奪うと言うが、具体的にはどんなプロセスになるのか。
技術の進歩により、業務の生産性は上がるが、仕事量が同じなら、必要な人間の数は減る。仕事が増えない場合は確実に雇用は減っていきます。
自動改札や製造ロボットが出現すると人手が不要となり、雇用が減っていきます。これは技術的失業と言い、1810年代の産業革命時のイギリスで機械を破壊するラッダイト運動が起きた。
一方で技術の進歩は新たな労働を生み出し、他の仕事にシフトする労働移動により、雇用が調整されました。
ただこれからの技術の進歩は圧倒的な速さで進む可能性があります。
日本は少子高齢化による人口減少は進みますが、進歩の速度はそれ以上の驚異的な速さで進む可能性があります。
自身の仕事に技術的失業の兆候が見られたら、素早く労働移動する体制をとっておく事が生き残るためには不可欠だと言えます。
技術的失業を直接的失業と間接的失業に分けてみると、直接的とは自動改札や製造ロボットの様に新しい技術の登場により、人間が不要になるものです。
間接的失業とは技術革新により業務の低価格化が進む事で利益が出なくなる事です。この間接的失業はじわりじわりと進むものです。
AI時代の士業と人工知能ー66(4)
人工知能は、artificial intelligenceの略してAIと言う。AIは人間の知識を機械によって実現したものです。
例として、コンピュータ処理を中心にチェス、将棋のゲームや問題、推論、文字パターン等の認識、言語の理解、診断の分析、経験からの学習がある。
ここまでは専門分野での応用だつたが、近年さらに人間の声を聞き取って回答する音声認識や質問応答、自動運転など業務に活用され、さらに知的作業を代行すると分野にも適応される例がでてきました。
2014年英オックスフォード大学のオズボーン准教授は今後10年から20年の間に総雇用者の47%の仕事が自動化されるだろうと予測した。
2018年の世界フォーラムの研究では職場の業務の機械化、自動化率は2025年までに現在の29から50%以上になると予想する。
世界の労働者にはかり知れない影響をもたらす。多くの業務は自動化されるだろうが、中でも士業の仕事は自動化される可能性が高い仕事といわれます。
現段階ではAIの定義は必ずしも定まっていませんが、大量のデータから規則性やルールを学習し、与えられた課題に対して類推して回答するものと理解されITやAI技術は今後益々進歩していきます。
新型コロナウイルスー3
人間にとって最大の脅威とはなんだろう。それは「ウイルス」だそうだ。にわかには信じられませんでしたが、今度新型コロナウイルスが中国からあれよあれよと言う間に世界に広まった。
ウイルスは様々な生物に感染する。哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類、昆虫、その他植物など。全部で3万種が見出されている。人は一生の内200種程のウイルスにかかっているが、気づかずにいると言う。
過去の歴史では天然痘のウイルスが人類を悩ました。天然痘は1796年、ジェンナーによる種痘の開発し完全に根絶した、はずだった。
20世期はウイルス根絶を目指したがその後1980年にはエイズ,エボラ、ヘルペスウイルスが出現し、根絶は幻想であることが明らかになる。今は共生せざるを得ないと認識し、準備体制を整えておくことが必要と考えられている。
今回のコロナも一説にはコウモリのウイルスが人間に感染したとの説があるが、分かっていない。
ウイルスの激しく、巧みな感染力は、高度に栄える文明社会をあざ笑う様に、弱点を突いてくる。
日常生活、社会生活、会社生活、旅行、スポーツ、教育活動、経済活動と全ての行動ができなくなった。それも短期間の間に、世界中に広がった。
今私は「ウイルスこそ人類にとって最大の脅威」と言う言葉に納得している。
新型コロナウイルスー1
2019年12月に中国河北省武漢市で発生した新型コロナウイルスが世界中に広まり、2020年3月15日現在収まる気配がありません。
日本では1484人(国内773、クルーズ船697、チャーター便14)、退院525人、死亡ー国内22人、クルーズ7人となった。
世界の感染は中国ー80824人(死亡3189)、イタリアー17660(1200)、イラン11374(514)、韓国8080(72)、スペイン4231(121)、フランス3661(79)、ドイツ3063(5)、アメリカ2034(43)、スイス1122(6)、オランダ804(10)、デンマーク804(0)ほか。
コロナウイルスのSarsやMerswは2003年、2012年に流行し死者をだしたが、この時日本で感染例はありませんでした。その為余計に噂や憶測が飛び交っています。
ウイルスの起源は1876年(明治9年)生まれの野口英世が追い求めた黄熱病の病原菌で、その正体を光学顕微鏡でさがしたが、生涯見つける事ができなかつた。
光学顕微鏡は光とレンズによって物の像を拡大して見ます。細胞などは見えますが、それより小さい分子レベルは見えない。
1933年に電子顕微鏡が発明された。電子顕微鏡とは光のかわりに電子線を、レンズの代わりに磁場を使って物の像を拡大する顕微鏡で、細胞よりずっと小さいものをみることが出来ます。
この病原菌はそれ程小さかった。電子顕微鏡が発明されてはじめて発見された。
AI時代の士業とITー66(3)
人類の歴史は道具を作る事によって発達してきましたが、その最先端にコンピュータの発達があります。そしてITには「ゴードン、ムーア氏の法則」があります。
ITはinternet technologyの略で、コンピュータ、インターネット、携帯電話等を使った情報技術の事で、国際的にはICT (information and communication technologyー情報通信技術)も同じ意味でつかわれている。
集積回路を生産して来たインテル社の創業者、ゴードン、ムーア氏はコンピュータの頭に当たる集積回路について、集積密度は18ケ月で2倍になると言う「ゴードンの法則」を1965年に発表しました。
これは18ケ月毎に2倍、4倍、8倍と指数関数的な発展を指している。コンピュータは実際にこの法則通り発展を遂げ、価格も飛躍的に下がりました。
この驚異的な発達は以下の経過を見れば分かると思う。1065年を1とすると、3年後は4倍、6年後は16倍、9年後は64倍、12年後は256倍、15年後は256倍、18年後は4136倍となった。
ムーアの法則は科学的な法則ではないが、経験則であり、過去50年間続いたのは誠に稀有な法則である。
またこの法則が信頼されたゆえに、関連業界はそれに合わせて様々な機能を進化させた結果、今日の驚くべきコンピュータの進歩をを実現したとも言えるだろう。
インターネットのホームページの数は2000年には1700万サイト、2017年には17億サイトで17年間で103倍に、2005年頃256MBの容量のものが15年程で1000倍の容量となっています。
AI時代の士業の環境ー66(2)
変化するビジネスの世界は生物界と同じく環境に適した者が生き残る「適者生存」の世界です。
時代の流れを読んで、人より先に動いてビジネスモデルを確立して、一気に横展開してシェアを押さえる、成功者はこの様な動きをします。
では日本はどの様な時代の流れに晒されているのか、日本のビジネスを左右する3大潮流がある、①少子高齢化、②グローバル化、③機械化です。
これは少子高齢化が進めば、労働人口が減り、人手不足解消の為外国人の招聘や業務の機械化が求められます。
少子高齢化に伴い、相続税申告、相続税対策、事業継承対策、相続関連の訴訟や交渉、成年後見、遺言状の作成、遺品整理などで業務が拡大しつつある。
グローバル化では外国人労働者の受け入れが進み、通信手段や翻訳ツールも進歩しているので、士業にはビジネスチャンスがあります。
しかし外国語の素養や関連法案の知識、実務経験などが求められるので、決して簡単ではありません。
機械化は士業にとって脅威になる可能性があります。
AI時代の士業の戦略ー66(1)
士業とは明治時代の近代創世記に国を支える高度な専門性を持つ職業を、江戸時代の武士に例えて士業と呼び国家資格や民間資格を与えた。
士業は司法、会計、不動産、建築、土木、医療、福祉などに及び、具体的には弁護士、公認会計士、税理士、司法書士、行政書士、社会保険労務士、弁護士、中小企業診断士などがある。
20世紀期後半から21世紀にかけて、これまで安定して売上がされた商品が今後も続くと言う時代は終わり、3年先、5年先が読めないほど市場が激しく変わる時代に突入しています。
この様な時代に資格によって一定の需要が確保されてきた士業の業界にも時代の波が押し寄せています。特に影響を与えるのはITやAIの新しい技術の進歩です。
「機械に士業の仕事を奪われる」と言う声も聞かれ、士業は過渡期を迎えようとしています。しかし士業の仕事が無くなる訳ではなく、人間にしか出来ない士業の仕事はまだまだあります。
経営者は新規事業の立ち上げや業績の拡大と言った「攻め」の部分は得意でも、法律、会計、財務、労務と言った「守り」の部分は士業の専門分野である為、経営者の弱点を補う経営参謀としての役割があります。
AI-2回目の小学校先生ー65
今月M小学校で2回目の小学校先生を行った。前回の続きで5年生2クラス各2時間の授業をしました。今回は実技中心で、まず前回好評だった音に関する実技をしました。
前回はドレミファなどの音のだしかたや犬の声、鐘の音などの使い方をやりましたが、今回は歌を演奏する事をしまして。咲いた咲いたチユウリツプの花が、、、、を作ってもらいました。
次いで算数に移り、三角形、四角形、六角形などの描き方をやりました。描き方も①三角形なら3回クリックする、②三角形を一回のクリックでする、③三角形をクリックする回数を設定してする、
多角形は三角形、四角形、五角形、六角形、八角形、十角形、三十角形、五十角形をつくりました。円を書きたいとの要望がでましたので最後に円をかきまた。音楽とは違った知的な盛り上がりをしました。
最後にゲームの感覚を味わう為パックマンのゲームを少しやってもらいました。パックマンは画像を加工してパックマンの顔作りから始めて、それが動き回って、リンゴを食べるゲームまで作ったが、時間の都合で半数程度が完成したようです。
最後に参考として、このゲームを高度化して、リンゴを食べたら美味しいと叫んだり、顔色を変えてみたりの実例を見てもらった。
これで3クラス、3時間ずつで4時間の授業がなんとか完了しました。全てボランティアではありますが、初めて小学校の先生役を果たし、わざわざ握手をしに来る生徒もあって、少しは役に立ったのかと安堵しました。
ファーウエイー3
デュイスブルクは中国企業を集めて拠点「中国貿易センター、ヨーロッパ」を建設中である。鐵工所の閉鎖が続き、人口流出が止まらない。この経済状況を一気に変える可能性を中国のハイテク企業に、感じられる。中国人が投資してくれれば市の税金も改善されると考える。
しかし期待と裏腹にトランプ大統領がNatoの会議で、ファーウエイの5G を排除するように迫った。
5Gは軍事面も大きく変えるとされる。ドローンやロボット兵器が、戦場の情報を瞬時に共有し、攻撃出来るようになるからだ。
アメリカが特に警戒するのは情報セキュリティだ。通信機器のセキュリティを調査して、政府に助言してきた会社が、昨年ファーウエイの通信機器500種類を調査し、ある問題を発見した。
ネットウエアに必要な機器のソフトウエアに問題が見つかった。外部からの侵入を可能とするアカウントが存在していたと言う。
ここにあったのはファーウエイと言うアカウントで、それのパスワードも設定されている。
意図的に組み込まれたかどうかは分からないが、パスワードを知っているものなら、機器にアクセスして、エラーや不具合を生じさせる事が出来る。
これはバックドアーと言われる裏口侵入が出来る弱点である。ソフトウエアを作る時、開発時に弱点を意図的に設けると情報の抜き取りや、遠隔操作を行うためのバックドアーになる可能性がある。
今回一つのソフトに対して100を超える弱点が見つかった。他社の製品に比べ安全性の面でリスクが高いと言わざるを得ないと言う。
珍問•疑問ー2
永遠の命を持つ昆虫はいるのか?2014年3月フランスのマルセイユ大学でシベリアの永久凍土に眠っていた3万年前のウイルスが発見された。
3万年前とは氷河期で陸続きのベーリング海を渡って人類が、アメリカ大陸に渡ったころ。
しかし動物にはもっと長く眠っている例がある。
アフリカのナイジェリアに住む「ネムリユスリカ」がある。これはハエの仲間でこの幼虫は乾季になるとミイラ化してそのまま生き続けることができる。
ネムリユスリカはふだん水たまりなどに棲んでいるが、乾季になると水たまりが干上がる。
するとネムリユスリカの体からも水分が完全に抜けていく。その際体内でグリコーゲンからトレハロースという多糖類が大量に合成される。
水飴で固めたような状態となり、組織や細胞が守られる。雨季になり水に触れると水飴が溶けて、命がよみがえる。
ネムリユスリカはマイナス270度の低温から100度まで耐えられる事が分かっている。
乾燥状態の中に上手く閉じ込められれば、その幼虫はほぼ永久に生き続ける事ができるのではないかと考えられている。
珍問.疑問ー1
20万人が応募ー火星移住計画火星移住計画に世界中から応募が殺到し、話題となっている。オランダの「マーズ、ワン財団」の主催で、40人に絞り込み、2023年には最初の4人を火星へ送ると言う。
だが火星への片道切符を手にした移住者は、二度と地球へは戻ってこられない。にもかかわらす、2013年8月の締切までに20万人を超える応募があった。
しかしそもそも火星移住計画は実現可能なのか、少々疑問もある。最短で8ケ月かかる旅を安全に飛べるかが問題だ。
宇宙空間は重力が少なく、長期滞在をすると、骨粗しょう症になりやすい。さらに宇宙放射線による発ガンリスクも心配である。
現地での水、食料の調達、燃料の維持も必要になる。さらに実現には莫大な費用がかかる。
現在では不確実なことだらけだが、はたして人類にとって火星が夢の新天地になるかどうかは注目だ。
片道切符にかかわらず、応募したのは何故かの質問にー人生に意味を持たせたい、有名人になりたい、冒険したいなどの答えがあり、理不尽だとの意見は出てこなかったそうだ。
「
インテリジェンスー3
画像諜報(イミント)はインテリジェンスの意味で、画像や映像を収集、分析する手法である。写真、映像技術の発達に伴い進歩し、光学、レーダー技術から、遠方から高精度の画像情報を得られるようになっている。
かつては航空機から撮影、様々な情報を得ていた。ドイツがバルト海沿岸にロケット兵器基地を建設していたところ、イギリスの偵察機が撮影し、写真分析の結果、空爆している。
現代では航空機に代わって、偵察衛星がイミントの主役を占めている。偵察衛星は宇宙空間を回っているので、他国の領空を侵犯することなく、合法的に他国の動向を監視出来る。日本も偵察衛星を運用している。
日本の偵察衛星の解像度はさほどでもないが、アメリカの偵察衛星の解像度は10センチ四方といわれる。従って地表で何が起こっているかがほぼわかる。戦車の種類を識別し、兵隊がどこに潜んでいるかも明らかに出来る。
多くの諜報機関は北朝鮮に関する情報を得られないでいる。閉鎖的体制の北朝鮮には潜入する事が至難の業だ。しかし偵察衛星なら地表を監視できる。
しかし偵察衛星によるイミントも万全ではない。相手国が重要施設を地下に潜らすと撮影出来なくなるし、衛星が上空に居ない時間帯に移動等行うならその情報を掴む事ができないからだ。
ファーウエイー2
元々アジアやアフリカで強いファーウエイがヨーロッパ、中でもドイツへの進出を目指している。その最前線がドイツ西部にある工業都市、デュイスブルグだ。デュイスブルグはファーウエイの5G と合わせてスマートシテイの導入にも舵を切った。
スマートシテイのコンセプトは5Gのネットワークで町全体をつなぎ、市役所の業務は全て電子化。渋滞を改修して、都市機能を飛躍的に向上させ、最先端の都市を目指す。
スマートシテイを決めた中国担当のヨハネス、フル氏は深センでスマートシテイを視察した事が決め手になったと言う。技術が優れており、費用が安いので迷いは無いと言う。
一方デュイスブルグは中国にとっても新しい意味がある。中国とドイツが新しいシルクロードを築く為の拠点となる。
一帯一路は鉄道と港の建設を通じてアジアとヨーロッパを繋ぐ壮大な戦略だが、その終着駅がデュイスブルグだ。さらに中国は一帯一路に沿って「デジタル、シルクロード構想」を打ち出す。
中国企業が5Gの通信網を整備し、そこにスマートシテイ等のハイテク技術を輸出し、中国発の巨大デジタル社会を、作り上げる構想だ。
ファーウエイは中国の、国家戦略にとつて、民間企業でありながら、不可欠の存在となっている。ファーウエイはデジタル、シルクロード構想の最先端で通信インフラの建設を進める企業となっている。
今デュイスブルグにはスマートシテイを決めた事により、中国企業が続々と進出しようとしている。
中国深センを中心に電気自動車を手がけるハイテク企業が今開発しているのが、ネット通販で注文を受け取ると、その荷物を無人で届ける事が出来る自動運転車だ。ファーウエイの5Gを利用して、研究開発をすすめている。
2020年ー予測ー3
3. 5Gへの期待と恐れ。私たちの生活を一変させる5Gの商用化サービスは今春から始まる。
5G対応スマホが出来ると主力のコンテンツが現実と仮想を合体して見せるVR (仮想現実ー現実に無いモノを体験)やAR (拡張現実ー現実に空想のものを重ねて体験)だ。
全国に5G が広がるのは3年後になるので当初は限られた場所でおこなわれる。
- 5G は2020年春、日本でもスタートするが、現実データを集めてサイバー空間で再現する 「デジタルツイン」の実現で日本が先進を示せるか期待される。
- 刻一刻変わる交通状況をリアルタイムでサイバー空間に反映する。
これは5Gではタイムラグが無く、多数のセンサーを、同時接続出来るので可能である。
5Gは4G〜5Gに置き換えていく為3年以上かかると予測すれば、その間に利用の仕方で世界をリードするチャンスは残されている。
政府はハイテク機器を国内企業が導入する時、税制上の優遇で、日本製品を認定する新法を制定する方針をきめた。
同時にファーウエイ等5Gやドローンの中国企業を締め出す狙いがある。
②2020年の春にNTTドコモ、KDDI、ソフトバンク3社が5G サービスを開始する。6月には楽天も参加する。
5G の速度は4G の100倍だから映画のダウンロードは現在の5分から3秒になる。多数同時接続が可能なので、車や家電、ロボット等がネットにつながるIOT(internet of thing)の普及が加速しそうだ。
総務省は日本全国を4500区画に分け、5年以内に50%の基地局を設置する事を求めた。NTTとKDDIは90%達成する予定だ。
米国、中国、韓国は19年に一部サービスを開始、20年以降は英、仏等世界規模で5G サービスが本格化する予定だ。
③一般にスマホを使っているものには、速度は4Gで特に支障はない、5Gの役割は別にあると言う。
1つは工場の製造システムに5G が使われると、これまで有線で繋がれていたラインは無線になり、変更がやり易くなる。
もう1つは国の戦略に関係する。5Gは1秒間に10Gbiteのデータを抜き取る事が出来ると言うから、中国政府が個人のスマホからデータを抜き取り監視社会を達成するには大変有効になり。
但し中国が更に世界を監視する為ファーウエイ製品を世界に広めるとなると、大変な警戒感が起きて、米中貿易戦争にまで発展している。つまり国の覇権争いの道具になっている。
4.日本の対応策1.5Gへの対応:日本は3Gの時世界のトップに立ったが、国際化に失敗したので5Gでは世界の利用方法を見定めて、スタートは遅いが最終的にはトップを狙う戦略。
更にNTTはネットワークから端末まですべて「光」を使い次々世代「6G」を目指す。
2.量子コンピュータ:人工知能や5Gで後れをとった日本はミクロの世界を支配する量子の技術を使ったコンピュータは今のスーパーコンピュータが1万年かかる計算を3分でできるという。政府は量子技術の開発に今年を「量子技術元年」として世界と戦う体制を整えようとしている。