5G通信は①超高速、②超低遅延、③多数同時接続の3特徴がある。この内、超低遅延技術が脚光を浴びている。超低遅延になると、待ち時間が無くなる。IOT時代には地球の全ての物が同調する事になる。
大容量通信が遅れず出来るなら、パソコンを持ち歩く必要がない。
ゴーグル型の装置を頭部に付けるとAR(拡張現実)技術で、空間にディスプレイが表示されクラウドから自分のコンピュータを呼び出して利用出来る。
IOTにより多くの物にカメラや画面が組み込まれゼロクライアント(ウインドウズがなくともネット接続により画面、キイボードによりサーバーに接続して、仮想ディスクトップを利用出来る)を実現する。
その時スマホも必要ないかもしれない。こうなると出かける時は配送システムで無人の自動運転がウエラブルデバイス(身につけた端末)のGPS情報で迎えに来る。目的地を指示すれば届けてくれる。
地図機能のおかげで渋滞は無し、車内の顔認証システムで自動的に料金は支払われる。
通勤も必要無くなるだろうと 深田萌絵氏は「5G革命の真実」で言っている。 仮想空間に作られた会議室にリアルタイムでお互いの姿を合成して映し出せば直接話合っているようになる。
「科学の世界」カテゴリーアーカイブ
双子のDNAとサピエンスー18
DNAにはその各々にオンとオフのスイッチがあるのではないかと言われ出している。DNAスイッチは 後成遺伝子 ( エピジェネテイクス )という。
私達の細胞は約40兆個ある、これまで60兆といわれていましたが、2013年11 月に37兆個と発表されました。人間は1つの細胞からはじまり、1から2、2から4と分裂し46回分裂して37兆個になるといわれます。
細胞の1つ1つにDNAがある。その内の2%が遺伝子で、遺伝子には肺や心臓、目、耳、血液、脳、胃、肝臓、脾臓、小腸、ガンを抑える機能がある。
大腸を作る、卵子、精子、血管、アルツハイマーを防ぐ、血管を作る、など人間を健康に生かす為の設計図、ノウハウが2%のここに詰まっている。約2万5000個と言われている。
面白い研究がある。一卵性の双子は同じ遺伝子を持つが、2人の運命が大変変わる事がある。その時遺伝子にどんな違いが現れるのだろうか。
1人はガンになり、1人はガンにならない。すべての人はガンを抑えるスイッチを持っている。しかし調べてみると6割がオフになっていた。
何故オフになるか、現在のところ食事や運動が関係する事が分かっている。
運命を変える方法ー記憶力アップはランニングすると効果がある。音楽の才能はたくさんかの音楽を聴くとスイッチがオンになる。
これまでは生まれる時はすべてのスイッチはリセットされると考えられた。
最近の研究では祖父の代に太ると子や孫まで太る体質を受け継ぐのではないか、脂肪を貯める、食欲を増すー2つのスイッチがリセットされずに受け継がれたと言う研究が発表されている。
ドローンの種類と分類ー55
現代の戦争ではドローンは必要不可欠になってきましたが、次の様な問題点も浮上しています。
①パイロット不足:ドローンパイロットはコンピュータ画面を監視し、敵を発見すると攻撃し、しごとを終えると日常生活に戻るが、独特な精神的苦痛がある為、パイロット不足が生じている。
②一般人への誤解、自国への危険な相手と戦うのであれば、大義はあるが、罪なき市民に被害をもたらす例も出ている。
③2019年イエメン最大の軍事施設がドローンの攻撃を受け6人死亡、12人が負傷した。
④軍事用ドローンの種類、2016年2月に「シンガポールエアーシヨウ2016」で3種類のドローンが披露された。
1)「ロテムL」は偵察用で最大10キロメートル離れた所からタブレットで操作出来る。
2)「ハーピーNG」は完全自立型の長距離爆弾ドローンで、赤外線カメラで敵のレーダーを検知し、目的物にぶつかって自爆する。
3)グリーンドラゴン、全長1.7mの対空型爆弾ドローンで、対空時間は1時間30分あり、40〜50キロメートルの範囲で敵を偵察出来る。3KG程の爆弾を搭載出来、高い精度で攻撃が可能だ。
4)軍事用ドローンはイスラエルがリードし、アメリカやロシアも取り組んでいる。最近成長度著しい中国はトップレベルの技術と安価でイラク、サウジアラビア等に輸出されている。
5)アメリカ空軍ではドローンパイロットを年間180人訓練して、230人が去るという事態が起こっている。遠方から人の命を奪う殺人兵器を使用する心の葛藤が兵士の中に存在するのも事実である。
ドローンの大きな問題ー54
ドローンを軍事に利用するのは人命を危険に晒す事なく、敵地の偵察や爆撃ができる所に大きな問題があります。
これまでのドローンの航続距離は250KM程度だつたが、今回のは1200〜1500KMだった。しかも1機が160万程度と安い。
世界にミサイル防御システムが出来上がっているのだが、それが通用しない兵器が現れた。
高価なミサイル防衛システムが無用になるかもしれない。その意味ではこれまでの常識を全て壊してしまう出来事だ。
ドローンは軍隊を作らなくても、学生が数人集まれば使えてしまう。
昨年ベネズエラでドローンによる大統領暗殺未遂事件が起きている。
ネットで購入したドローンに爆弾を乗せ、軍事式典に参加した大統領を狙った。失敗に終わったが兵士を負傷させた。
中国は世界のドローンの7割以上を製造しているが、夜空に1000機のドローンを描くパーフォーマンスを建国40周年で去年披露した。
ドローンは元々軍事目的で作られたといわれるが、過去にはイラク戦争でドローンを爆撃用に使用している。
ドローンと戦争ー53
人類を揺るがす様な科学の発見は必ず負の要素と正の要素がある。現在大問題の原子力の発明も、人類を絶滅させる爆弾になるか、無限のエネルギーを供給する救いになるか岐路に立っている。
コンピュータも元は大砲を命中させる精度を上げるために作られたが、現代は未来を開発する基本技術となっている。
ドローンは最初から無人兵器として開発されたようだが、未来社会の安い移動手段や運搬方法や農業薬の散布等利用方法が考えられる。しかし一方で殺戮機械に使われる事が予測されて来た。
今回サウジアラビアで石油施設がドローンに攻撃を受け、半分の施設が停止する事態となった。サウジアラビアはイランが関係していると主張しているが真相は分からない。
これまでサウジアラビアは数十億ドルを使って高度からの攻撃に備える最新鋭の防衛システムを導入している。
ところがこの度使われたドローンと巡回ミサイルを組み合わせた攻撃はレーザーによる感知やミサイル迎撃が出来ない。今回のドローン攻撃は世界の軍事を考え直すきっかけになりそうだ。
ドローンの飛行方法とAIー52
ドローンをプログラムで飛行させる試みをしました。プログラムは子供教育用のソフトを使いました。
1メートル進んで、右へ1.5メートル進み、さらに右に曲がって1.5メートル行って着陸する。あるいは右回転と左回転をさせるなど、正確な情報飛行を実現しました。
更に通常のプログラム言語でも飛ばしてみました。この飛行はやはり正確でした。
教育用ソフトとプログラム言語での飛行の比較は前者は上手く飛んだが、スタート位置に戻らなく、少しずれてしまった事、後者は正確にスタート位置に戻った事です。
この時課題に残ったのは、カメラの問題です。大型のドローンではカメラが360度に動く構造になっていますが、小型ドローンはカメラが固定になっています。
正面の少し下を映すようです。従って手操作では飛行状態に合わせて、被写体を前方に見る様な飛ばし方がいります。
なおカメラの撮影は手操作で行なっていますが、まだプログラムによって撮影する方法は上手くいってません。
近々後継機が発売する様なので、調査を始めています。
5G に過熱の各社ー27
一方で5G への期待度も過熱気味である。そして5Gを使った限定的なサービスショーが始まっている。
ドコモはラグビー会場に5G 環境を整え、いろんな角度から観戦できるようにする。
ソフトバンクは音楽イベントで5gw「使う。しかし今は4G の延長で、5G 独特のコンテンツは出ていない。
課題は未整備なインフラと対応端末の普及だ。
5Gの基地局の設定はKDDIとソフトバンクは提携して進めている。
日本は米、 韓国より一周遅れな為、政府は携帯大手に計画の2割ほどの前倒しで進める様、補助金で支援して、国際競争に勝ち残りを図る。
NTT ドコモは5Gの基地局の前倒し方針を出し、令和3年3月を2年の春に全47都道府県に整備する事にした。
ドコモは3年春までに、1万局の設置をする。7年3月までに全国3万6千局の整備をする。
ソフトバンクも3年前倒しし、7年3月に全国2万1千局を6年3月に終える方針だ。
ドコモではソニー、サムソン、LG 、シャープの端末を使うが、ファーウエイは米国の禁輸措置があるので採用を見送ったようである。
世界最大のゲーム展示会「東京ゲームシヨウ」では5Gを使ったゲームが注目された。
NTTドコモは5G対応スマホで対戦するキャラクターを3Dで見る技術を公開した。
現実の景色に架空の映像を重ねる拡張現実(AR)技術を活用して、大容量の3D映像を送信する。
ソニーはゲーム機プレーステーション4のゲームを配信するサービスで会員数を平均4割増やしている。
アップルは100以上のゲームが出来る定額制サービス「アップル、アーケード」を開始、グーグルも11月からネット上で楽しむ「スタディア」 を開始する。
5G の落とし穴2ー26
4Gはセンチ波とも言いますが、5Gはセンチ波と更に波長の短いミリ波を使う。
レーダーにも使うミリ波は直進性が強く、壁を回り込んだり出来ないので、奥まった廊下やトイレに届かない事がある。
又水滴にも反射し、雨の日に使えない事も起こる。これは5Gの死角といわれる。
その場合の対策として、5Gはセンチ波を使い、ミリ波を使わない事です。
ミリ波を使うAクラスとセンチ波を使うBクラスを設け、大容量の動画やゲームならAクラス、電波の途切れが嫌ならBクラスを選べば良い。
そして建物外は5G,建物内は無線ランのWifi でカバーする。
こうしたスマホから身を守る方法はないだろうか、丸山先生は以下の点を挙げている。
①通話時はイヤホンを使用し、なるべく耳にスマホを近づけない。
②充電時の交流電気も電磁波を出しているので、充電しながら通話はしない事。
③スマホを枕元に置いて寝ない事、充電しながら枕元に置くのは特にいけない。
⓸ブルーツースイヤホンも電磁波の影響が大きく、おススメ出来ない。
⑤ブラジャーに使われるワイヤーが電磁波を集める可能性があるのでノンワイヤーレスが安全だ。
5G で便利になるかもしれないが、健康への影響はまだ不明確。
従って慌てて5Gに突き進む前に、立ち止まって、人体への影響を調べた上で進むべきだとの意見が出ています。
5G の落とし穴ー25
来年本格的な開始が見込まれる次世代通信「5g」が実験の最中だが、昨年オランダで駅前に設置した5Gアンテナ塔から実験データを飛ばしたところ、公園の木の枝に止まっていたムクドリが墜落し、297羽が突然死した。5gのマイクロ波が鳥達の心臓を止めたようだ。
現在使用中の4Gと比べ、大容量のデータをより早く送受信出来る第五世代の移動通信だが、すでに米国と韓国でサービスを開始、日本は来年春から商用サービスが始まる予定だ。
5G は4Gの100倍の速度で、2時間で見る映画が、今4Gでは5分でダウンロードするが、5Gでは3秒で出来る。
しかし大きい問題がある。5G は電波の波長が短く、短い距離しか届かない。
4G のアンテナは2〜3キロに1 基だが、5G では20〜100m置きに設置しないといけない。
従って生活空間の至る所にアンテナが設置される事になり、常に電磁波に照射される。人体への電磁波の影響は10倍とも言われる。
ベルギーは電磁波に厳しい国なので、5Gの導入は不可能となつた。
丸山アレルギークリニックの丸山先生によると、電磁波が体に及ぼす影響は2つあると言う。
人間の神経は電気信号ですから、強い電磁波を浴びると電気信号が乱れて、頭痛やめまい、意識障害などが起きる。
もう一つは強い電磁波を受けると電子レンジの中に入ったように体の各部に炎症がおきる。
特に目が弱く、黄斑変性症や網膜剥離を引き起こす。
又発ガン性や肺ガン、乳ガンとの関連も疑われている。
現在の4G より5G は波長が短く高周波ですから危険度は増すだろう。
宇宙戦争と人工衛星ー24
弾道ミサイルは高度3万6000キロの静止衛星軌道を周回する。宇宙戦では他国の衛星に体当たりして攻撃する「カラー衛星」も威力を発揮する。
宇宙ではもはや米国が安全に作戦を実行する特権を使えなくなっていると米国空軍大将は今年6月に強調した。
米国の宇宙軍は1985 年レーガン政権下で設立された「スターウォーズ計画」と呼ばれた。スターウォーズ計画とは1983年宇宙に展開する対ソ防衛網構想で戦略ミサイル構想とも言う。
衛星軌道上にミサイル衛星やレーザー衛星や早期警戒衛星(弾道ミサイル発射探知で発射炎を、赤外線カメラで探知する)などと、地上の迎撃システムと連携して、敵国の大陸間弾道弾を、迎撃、爆撃し(アメリカ本土への被害を最小にとどめる為)を整備した。
スターウォーズ計画は2002年に解体され、核戦略を含む戦略軍に吸収された。しかし中国ロシアが宇宙への軍事進出を鮮明にしたため、復活を決めた。
ミサイルやキラー衛星を使うと大量の破片が宇宙ゴミとして、撒き散らされる。そこで電波を使った通信妨害等の攻撃が現実的となってきた。
ロシアは2014年ウクライナ紛争で通信妨害によってウクライナ軍の軍用通信を遮断し、自軍を優勢にした。
米紙は中国が南シナ海のスプラトリー諸島に電波妨害の装置を配置したと報じている。日本も遅まきながら対応を本格化した。
2018年に決定した防衛計画では宇宙やサイバー、電磁波等の「新領域」での防衛力装備を強調、防衛省は現代の戦いでは宇宙空間は死活的に重要としている。
日本は宇宙ゴミを見張る「宇宙状況観視(SSA)」に力を入れている。日本の衛星に不審ものが接近したら回避さす。
航空自衛隊も100人程度の専門部隊を発足した。
但し日本は憲法等で宇宙は対象外になっており、衛星を攻撃はできず、経済制裁しか出来ないので、今後は宇宙での武力攻撃に対しての自衛権への道筋を整理する時期が来ている。
宇宙軍と人工衛星ー23
人口衛星は軍事通信、GPS,を通じて部隊の移動やミサイル攻撃、弾道ミサイルの早期警戒など多くの場面で鍵となる。
これが麻痺すると最新警備を生かせず敗戦にいたるかもしれない。核兵器を使う戦略も通信衛星の回線にささえられている。
人工衛星は守りに弱い。数センチの物体が衝突しても機能を失う。
トランプ大統領は今年2月「宇宙軍」を来年に創設する署名をした。その前段階として宇宙統合軍を年内に立ち上げる。
中国は2015年「戦略支援部隊 」 を創設した。宇宙戦やサイバ攻撃や電磁波監視等を担当する。
最近の中国の衛星の数は既に米国を上回つている。
米国は中露を念頭にした対抗演習「スペース、フラッグ」を2017年から実施している。
2019年9月北京で抗日戦争勝利のパレードを行ったが、迷彩色のミサイル「東風21d」で、衛星ミサイル攻撃用と考えられている。
元々衛星攻撃ミサイルは米国とロシアが確立してきたが、中国は2007年に実験に成功している。
宇宙戦争と人工衛星ー22
人類初の人工衛星は1957年ソビエト連邦が打ち上げたスプートニク1号だ。21世紀初頭までに数千の人工衛星が打ち上げられた。
用途は軍事、偵察、通信、放送、地球観測、航行、気象、アマチュア用科学用等がある。
ほとんどは地球を周回する軌道にあるが、惑星探査目的で、火星や木星など他の惑星の軌道上にもいくつか到着している。
人工衛星とは主に地球の軌道上に存在する。地球上から宇宙速度(理論上海抜0mでは約7.9km/s,つまり時間あたり28400kmに加速させて地球の重力と重力から脱出する遠心力とが釣り合い、地球周回軌道を回り続ける人工衛星となる。
アメリカはソ連のスプートニク1号の成功にショックを受け、アメリカとソ連の峻烈な宇宙開発競争が始まった。
アメリカは1957年より宇宙監視ネットワーク(snn)は1957年より宇宙天体の観測をしており、2008年で8000以上の人工天体を追跡している。10センチ以上の物体を追跡している。
宇宙が新しい戦場となりつつある。米国と中国の覇権争いが激しくなり、人工衛星を攻撃し、陸海空の支配を狙う「宇宙戦争」が現実味を帯びてきた。
中国の宇宙ステーションからレーザー砲が放たれ、米国の軍事衛星が破壊される、通信網が麻痺した米軍に中国軍が襲いかかる。
これが近未来の小説「ゴースト、フリー」の開戦シーンだ。中国軍はハワイを占領する。現代では高度な情報戦がカギになる為「人工衛星」は不可欠になってきました。
スーパーコンピュータ富岳ー51
現在世界1位はアメリカ14京、中国9京、日本1京である。京の後継は「富岳」となり、理研と富士通が令和3年を目指して開発中である。
計算は京の100倍に向上するが今回は計算速度より、利用者の使い易さを、目指す。健康長寿やエネルギー、産業競争力の強化、津波の再現やゲリラ豪雨よ研究など、9つの目標を設定。
京の運用では生命科学で心臓の動きのシュミレーション化に東大や阪大が成功し、ゲノム医療やガンの薬の開発の発見に貢献している。
1960年代から開発が、アメリカで始まったが、1970年代にはNECなど日本企業も進出、2010年代には中国がシェアでアメリカを超え、世界最高速度を、米、日本、中国と争いあった。
日本の京は理化学研究所が富士通と共同開発したスーパーコンピュータで文部科学省が平成17年(2005年)に開発方針を決めた。24年に完成し、計算速度の世界ランキングは23年(2011年)6月と11月に首位となった。
今後「富岳」はさらにシュミレーションだけでなくビッグデータやAIにも活用分野を広げ国際競走に追いついていく計画だ。
スーパーコンピュータ京ー50
計算速度が1京に達し2011年に世界1となったスーパーコンピュータ京の運用終了が先日決定しました。
民主党時代に「二位じゃ駄目?」と蓮舫議員が発言して有名になつたが、その後科学界の猛反発で予算凍結が解除された。
スーパーコンピュータとは大規模で超高速の大型コンピュータで中でも科学技術計算のために用いられる。通称スパコンと言います。
ハードウェアでは極端に多数のCPUコアーをのせるので、超大容量のメモリーがいり、超高速計算をするにはスイッチのおん、オフを繰り返すので、大量の熱がでるので、特別な冷却方法な必要である。
ソフトでは多数のCPUに対して計算するものを果断なく送り込む為の効率良い方式が採用された。
気象予測、分子動力学、天文学シュミレータ、最適化問題、金融数値解析、製品設計、製造方式等。
初期には科学技術計算で必要な浮動小数点数点演算が重視され、軍事用に使われた。
ファーウエイ端末-5Gー21
トランプ政権が打ち出した先端技術の5G に対する警戒心と米中覇権争いは激化しており、日本の消費者にも影響をもたらしつつある。
auとソフトバンクは5月22 日、中国のファーウエイ( 華為技術)の新型スマートフォンの販売延期を発表した。又ドコモも予約の受付を停止した。
トランプ政権が発表したファーウエイ製品への禁輸により、グーグルのサービスが受けられなくなる為だ。
ファーウエイの対象となった新型「P30」は広角レンズなどの3カメラやAIを投入し、性能が高い割に安いと見られる製品、auやソフトバンクから約4万円での販売を予定していた。
しかし禁輸措置でスマホに乗せる基本ソフト( アンドロイド)やアプリが使えなくなるおそれが出た為だ、
ファーウエイの日本事業にとって、端末の販売や5Gの基地局の設置についても痛手になりそうである。
世界で170の国で事業展開するファーウエイにとって、日本は重要市場と考えているが、国内のシェアは平成30年で7位から5位に上がっているが、今後のシェアに影響は避けられない。
ホーキングと宇宙宇宙ー20
宇宙を作るには3つの材料があれば良い。1つ目は物質、2つ目はエネルギー、3つ目は空間だ。
物質は質量を持ち、あらゆる所に存在し、塵、岩石、氷、液体やガスなど。エネルギーは太陽からエネルギーを感じる、
エネルギーは宇宙のあらゆる場所に染み渡り、宇宙をダイナミックに変化させ続けている。
宇宙には空間が広がっている。その広大さは並外れている。
これまでで最も卓越した科学者のアインシュタインはただならぬ事に気づいた。
宇宙を作るためにに必要な2つの要素の質量とエネルギーは本質的に同じものだと言う事である。
コインの裏と表のようなもので、質量は一種のエネルギーで、エネルギーは一種の質量というわけだ。
そうすると宇宙を作るためにはエネルギーと空間が必要となる。科学者が考え出した答えは、宇宙がビッグバンと呼ぶ出来事が起こった時、空間が出来たのだ。
ビッグバンの大きな謎は空間とエネルギーからなる壮大な宇宙が、いかにして、何も無いところから現れたかにある。
これを説明するには負のエネルギーが存在しなければならない。
たとえば男が丘を作るため、地面に穴を掘り、出来た土を盛り上げていく。
丘を作ると同時に穴も作っている。足し合わせるとゼロになる。これが基本的な考え方だ。
ビッグバンで正のエネルギーが生じた時、同じだけの負のエネルギーが生まれた。
5G覇権争い-先端技術ー19
昨年カタールの首都ドーハで運転手がいない無人機が上空に浮かんだ。カタールの通信会社オーレドゥーが世界で初めて5G技術で「空飛ぶタクシー」の実験を成功させた。
機体は2人乗りで、地上から遠隔操作した。これには米国も加わり、2023年のサービス開始をめざす。
建築や土木業界でも危険作業を、5GGによって自動化しようとするニーズは強い。
日本の工場の作業に世界中の作業員が加わるかもしれない。地球上の昼間の地域の作業員が遠隔操作に加わり、工場を24時間フル操業させることも可能となる。
5Gを使えば数百台のロボットを無線で制御できる。膨大なケーブルが不要になり、受注に合わせて製造ラインを柔軟に変更させ、生産性を高める事が可能だ。
このような5Gによる製造業は第4次産業革命としてドイツ政府が 産官学の連携で主導する。日本にはまだ工場への5G の導入の動きは無い。
産業の主役は3Gでは携帯電話によるインターネット接続で日本が世界をリードした。
4G 時代のスマホ。使ったSNSや動画配信では米国のGAFA が世界を席巻している。
さて5Gではどんな企業がユーザーの支持を集め、主役となるかの覇権争いはすでに始まっています。
技術で「空飛ぶタクシー」の実験を成功させた。
機体は2人乗りで、地上から遠隔操作した。これには米国も加わり、2023年のサービス開始をめざす。
建築や土木業界でも危険作業を、5GGによって自動化しようとするニーズは強い。
日本の工場の作業に世界中の作業員が加わるかもしれない。地球上の昼間の地域の作業員が遠隔操作に加わり、工場を24時間フル操業させることも可能となる。
5Gを使えば数百台のロボットを無線で制御できる。膨大なケーブルが不要になり、受注に合わせて製造ラインを柔軟に変更させ、生産性を高める事が可能だ。
このような5Gによる製造業は第4次産業革命としてドイツ政府が 産官学の連携で主導する。日本にはまだ工場への5G の導入の動きは無い。
産業の主役は3Gでは携帯電話によるインターネット接続では日本が世界をリードした。
4G 時代のスマホ。使ったSNSや動画配信では米国のGAFA が世界を席巻している。
さて5Gではどんな企業がユーザーの支持を集め、主役となるかの覇権争いはすでに始まっている。
DNAとサピエンス2ー16
DNAの最近の研究は一段と進んでいるようである。中国のタンクンさんは人の血液からその人の顔を描く事を成功したそうだ。
タンクンさんはDNAの中の約2%の遺伝情報だけから顔を描く事は出来ない。これまで屑と言われた98%を占める情報を使えば顔を描くことが出来ると発表した。98%の遺伝情報には顔に関する情報が1万箇所あるという。
世界の研究者はにわかに色めきたった。私たちの健康や寿命に関する情報が、屑と言われてきた98%の部分に眠っているのではないか。
なかでも100 歳を超える人のDNAが注目されている。109歳の男性で歩いて、喋って、タバコをのんで、運転もするし、大変元気な人がいる。108歳のある女性は運動もせず、毎日酒を飲むがどこも悪くない。
この発表で世界の科学者は一斉に98%の屑の解明をはじめた。
タバコから肺を守るDNA,ガンを殺すもの、アルツハイマー病を抑え込む、アレルギーを防ぐもの、98%のDNAは病気を治す薬の様な働きを持っている。
今後老化を遅らせるとか、若返りDNAが見つかるのではないかと期待が高まっている。
98%は遺伝子をコントロールする役割ではないかと考えられている。
DNAとサピエンスサピエンスー15
これまで人類は外部世界の改良に挑戦し続けて来ましたが、次に向かうのは人間内部の改良だろうとハラリは言う。
内部の改良には2種類あり、1つはIC を腕に埋め込んだり、脳をインターネットに繋ぐなどの方向と、もう一つは生命の設計図DNAの研究と応用だろう。
1953年に生命の設計図と言われるDNA 2重螺旋構造の発見から50年経つた2003年にヒトゲノム(人のDNA)の全配列の解読が完了した。
そのプロジェクトは1990年に米国エネルギー省と厚生省により、30億ドルの予算でスタートしていた。
2003年に発表された完成版は99.99%の正確さで全遺伝子の99%の配列が分かった。このデータは全て公開して、研究者が利用できるようになった。
その結果人間のDNAは30 億のDNAがある事が分かった。
人間は60兆の細胞からなっており、その各々の細胞の中にDNAがある。
DNAは30億個あり、その内2万5000個の遺伝情報がある。
ところが遺伝情報は飛び飛びにあり、途中には意味の分からない記号が延々とあるので、屑情報と言われていた。
5G- 中国の先端技術ー18
中国の北京で今年3月に3千キロ離れた海南島のパーキンソン病の患者を映す画像やデータをにらみながら手術機器を遠隔操作をして、3時間かかり執刀し、成功したとの新聞報道がありました。
中国初の5Gによる遠隔手術は通信事業者のチャイナ、モバイルと通信大手のファーウェイの協力で行われた。
手術は大脳中心部の視床下部を刺激する為に電極を正確に埋め込む高度な技術が必要だ。
毛髪や細かな皺を鮮明に映す4Kの高解像度の像を送るには4Gの通信では遅延が生じ手術でミスを招きかねないが、5Gでは遅延が1千分の1秒以内なので、遠隔地の機器をリアルタイムで操作できる。
これで遠隔地の患者に対して、遠隔診断だけでなく、遠隔手術が可能となつた。
5G は100 万台の通信機器を同時接続出来る。
5Gでは人間が一切関与しない自動運転も当たり前になる。
5G時代にはオフィスで働く概念が無くなるかもしれない。仮想空間技術により立体映像でやり取りするだろう。
声をかければ自宅のリビングに仮想のオフィスと同僚の立体映像が映し出され、会話ができるようになる。
NTTドコモはゴーグルを使い、仮想空間で、分身(アバタ)を使って会議に参加する実験をしている。
5Gは生活や仕事、医療、娯楽を一気に新しくする可能性を持っています。