2月に感染は中国からアジアに広がった。世界ではWHOをはじめとする情報の発表が遅いと言われた。この時1日のアクセスが5倍にもなるホームページが誕生した。
アメリカのジョンズ、ホプキンス大学のダッシュボードだ。
国や自治体や病院から集めたデータをまとめて表示した地図、情報のソースはアメリカ国内だけで3000以上か、国毎の、感染者数、死者をリアルタイムで表示する、ゴールドスタンダードと呼ばれている。これを開発したのは1人の大学院生だつた。
中国からの留学生ジョン、ホプキンス大学のエンシャン、ドンだ。ダッシュボード作成のきっかけは故郷からの一本の電話であった。
元々は春節について家族と話をするための電話でした。すると家族の近くで、新型コロナウイルスの患者が出たと聞きました。驚いて外出しないでと言いました。
電話では感染がどこまで広がっているのか分からないし不安、正確な情報を人々に伝える方法が、ないかと指導教授に、相談し、ダッシュボードの、開発を、勧められた。
ダッシュボードとは自動車や飛行機の操縦に必要な計器類を搭載したボードのことですが、そこから転じて企業活動を示すさまざまなデータを統合して表示する管理画面を「ダッシュボード」とよびます。
教授は僕が中国出身なので今中国で起きていることについて、聞いてきました。その情報を、集め始めた事を、伝えました。そしたらすぐにダッシュボードを、作る話になりました。
ドンが在籍する工学部のチームはハシカやジカ熱の流行を示す地図を、作った事があった。
その技術を生かしてわずか1夜で公開にこぎつけた。徹夜して最初のバージョンを仕上げました。
WHOが同様のダッシュボードを作ったのは5日後でした。だからこのダッシュボードが世界一早かったはずです。