画像諜報(イミント)はインテリジェンスの意味で、画像や映像を収集、分析する手法である。写真、映像技術の発達に伴い進歩し、光学、レーダー技術から、遠方から高精度の画像情報を得られるようになっている。
かつては航空機から撮影、様々な情報を得ていた。ドイツがバルト海沿岸にロケット兵器基地を建設していたところ、イギリスの偵察機が撮影し、写真分析の結果、空爆している。
現代では航空機に代わって、偵察衛星がイミントの主役を占めている。偵察衛星は宇宙空間を回っているので、他国の領空を侵犯することなく、合法的に他国の動向を監視出来る。日本も偵察衛星を運用している。
日本の偵察衛星の解像度はさほどでもないが、アメリカの偵察衛星の解像度は10センチ四方といわれる。従って地表で何が起こっているかがほぼわかる。戦車の種類を識別し、兵隊がどこに潜んでいるかも明らかに出来る。
多くの諜報機関は北朝鮮に関する情報を得られないでいる。閉鎖的体制の北朝鮮には潜入する事が至難の業だ。しかし偵察衛星なら地表を監視できる。
しかし偵察衛星によるイミントも万全ではない。相手国が重要施設を地下に潜らすと撮影出来なくなるし、衛星が上空に居ない時間帯に移動等行うならその情報を掴む事ができないからだ。
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ファーウエイー2
元々アジアやアフリカで強いファーウエイがヨーロッパ、中でもドイツへの進出を目指している。その最前線がドイツ西部にある工業都市、デュイスブルグだ。デュイスブルグはファーウエイの5G と合わせてスマートシテイの導入にも舵を切った。
スマートシテイのコンセプトは5Gのネットワークで町全体をつなぎ、市役所の業務は全て電子化。渋滞を改修して、都市機能を飛躍的に向上させ、最先端の都市を目指す。
スマートシテイを決めた中国担当のヨハネス、フル氏は深センでスマートシテイを視察した事が決め手になったと言う。技術が優れており、費用が安いので迷いは無いと言う。
一方デュイスブルグは中国にとっても新しい意味がある。中国とドイツが新しいシルクロードを築く為の拠点となる。
一帯一路は鉄道と港の建設を通じてアジアとヨーロッパを繋ぐ壮大な戦略だが、その終着駅がデュイスブルグだ。さらに中国は一帯一路に沿って「デジタル、シルクロード構想」を打ち出す。
中国企業が5Gの通信網を整備し、そこにスマートシテイ等のハイテク技術を輸出し、中国発の巨大デジタル社会を、作り上げる構想だ。
ファーウエイは中国の、国家戦略にとつて、民間企業でありながら、不可欠の存在となっている。ファーウエイはデジタル、シルクロード構想の最先端で通信インフラの建設を進める企業となっている。
今デュイスブルグにはスマートシテイを決めた事により、中国企業が続々と進出しようとしている。
中国深センを中心に電気自動車を手がけるハイテク企業が今開発しているのが、ネット通販で注文を受け取ると、その荷物を無人で届ける事が出来る自動運転車だ。ファーウエイの5Gを利用して、研究開発をすすめている。
ファーウエイー1
ファーウエイのスマートフォンはアップルを抜き世界2位、過去最高益を見込む。深センのなかにある研究所は東京ドーム26個分(120万平方メートル)ある。研究開発費は売上の10%を超え、日本円で1兆円を超える。
NHK特集によれば、ファーウエイが今最も力を入れているのはスマートシテイである。監視スクリーンで都市全体が把握出来る。
スマートフォン等の位置データを集め、一刻ずつ変わる人の動きを正確に割り出す。車からのデータを分析し、交通渋滞を解消しようとしている。
通信速度が速い5Gによつてスマートシテイの性能が飛躍的に向上、深センでは8万台のカメラが設置され、街中の映像が24時間リアルタイムに集積されていく。5Gにより都市の治安も強化される。
効果的なのは監視カメラの映像からAIが行う顔認証だ。異常を検知すると、個人を特定、犯罪と判定すればその情報を警察に送る。
逃走する犯人の映像を監視カメラがとらえる。そして登録されている顔写真と照合し、名前と住所を特定する。わずか30分で逮捕となる。
このスマートシテイを導入したら、過去3年で事件の発生率が25%減少したそうだ。ファーウエイの梁華会長は今スマートシテイ実現のためのインフラとなる5G の設備を世界に売り込んでいる。強みは独自の技術で小型化し、設置費用を抑えた低費用だ。
5G のシェアは、ファーウエイ:34%,ZTE:18%,サムスン::21%,エリクソン:15%,ノキア:9%,その他:3%となっている。
すでにファーウエイの5G はロシアや中東諸国を中心に40ケ国が導入を決めている。導入検討中を加えると80ケ国を超えている。
インテリジェンスー2
シギントーシグナルインテリジェンスー通信を盗聴して情報を得る。現代はシギントで得る情報は膨大である。
その代表がエシュロンでアメリカのNSAが中心となって運用する世界規模の通信傍受体制で無線、固定電話、携帯電話、電子メール等を傍受する。
シギントの歴史は無線の歴史と重なっている。
敵国の外務省や軍隊の無線を傍受すれば敵の様子がわかる為、無線傍受技術が発達し又同時に暗号化技術が進歩した。軍事情報を無線で送るには暗号化が欠かせない。
傍受側は敵国の暗号をいかに解読するかが課題になる。暗号の制作、解読技術は一国の運命を左右するほどの重要な技術になつた。
第二次世界大戦では日本海軍の暗号はアメリカに解読されていた。世界最大と言われた軍艦大和は出陣のその日に爆撃された。ドイツのエニグマ暗号がイギリスに解読されていた。解読された日本、ドイツは敗戦に追い込まれている。
1921年のワシントン会議では日本の外交暗号がイギリスとアメリカに解読され、交渉を有利に進めた。日本はシギントでは痛い目にあった。
暗号戦では解読しても相手に悟られないことが大切である。相手が気づけば、暗号を変えてくるからだ。その為各国は自らのシギントの能力を明らかにしない。
1983年大韓航空機が予定進路を外れてソ連に爆撃された時、日本の自衛隊はソ連の暗号を解読していたが、当初その記録の提出を渋った。
その後公開し、通信能力の高さを証明したが、その結果ソ連空海は暗号強度を引き上げ、それ以後ソ連の暗号は読めなくなったと言われている。
インテリジェンスー1
サイバー攻撃がいよいよ現実的になったこの頃、昔から情報の奪い合いが繰り返されているが諜報活動は益々盛んになつている。現代世界の至る所に諜報機関があり、スパイがいる。英語では「インテリジェンス」と言うそうだ。
インテリジェンスが集める情報は「スパイ」からだけで無く、「通信」からや「映像」から得る情報は増えている。他に公開情報からも得る。国が行う諜報活動に対して、それを防ぐ防諜活動もある。これは情報を盗まれないようにする活動である。
自国内に潜入したスパイをいかにアプリ出すか、通信情報をいかに暗号化するか等が主な任務になる。
ヒューミントー最も古典的な「人的諜報」である。人から情報を聞き出したり、盗み出した書類から情報を取ったり、ビルを監視し、変化を観察する等、人的諜報は諜報の中心であり続けたが、ハイテク化した現代では変わってきている。
現代では通信(シギント)や映像(イミント)の情報が飛躍的に発達し、ヒユーミントの占める割合が小さくなつている。
映像や通信による入手は人的リスクが無い。偵察衛星から地上を監視するだけで情報が得られる。一方で人的諜報は敵地に潜入しなければならなく、比重は下がっている。では不要かと言えばそうではない。いくらハイテク化されても重要であり続ける。
それは通信、映像の情報は限界がある。相手国の要人が何を考えているか、何を恐れているかは人的諜報しか分からない。
2001年9月11日の同時テロは防げなかった。それは人的諜報を軽視したからと言われる。
但し人的諜報は育てるにも、目的地に潜入するにも膨大な予算と時間がかかる。さらに二重スパイが紛れ込みやすい。それを見破るには人間的経験、洞察力、直感等の人間的能力を問われる。
大阪の春ー4
2019年5月、星野リゾート(長野県)は新たなホテルの計画概要を発表した。場所は大阪のJR と南海電鉄が乗り入れる新今宮駅前で、施設名称は「星野リゾートOMO7 大阪新今宮」。
建物は地上14階、客室数は436室の都市観光ホテルで、22年4月の開業を予定。コンセプトは「寝るだけでは終わらせない、旅のテンションを上げる都市ホテル」。
新今宮駅に隣接した1万4千平方メートルの敷地には緑のガーデンを確保し、カフェテリアやショップ、温浴棟も設ける。
大阪のシンボルの通天閣や新世界も散歩圏内にあり、都市観光を楽しむ人には魅力的な好立地だ。
この地域にとつても大きく変化する機会である。街の再生と新たな魅力の発揮は住民にとっても新時代への一歩となるだろう。
大阪の春ー3
大阪維新の会が大阪都構想の是非を決める2回目の住民投票が2020年の秋からふゆにかけて実施される事になった。 維新の会は府知事、大阪市長のトップに加え、両議会で多数を握り、反対派の公明党も賛成に回った。
2015年の最初の都構想住民投票では反対50.4%,賛成49.6%とわずか1万票で敗北した。その敗北で、党の顔であった橋下徹氏の引責引退となった。
しかし過去の新党とは異なり大量の地方議員と首長を生み出し底力となって継続して来た。自民は世襲議員が多く、対して、維新候補は清新な候補者が多く、太刀打ち出来なかった。
12/10に都構想法廷協で財源配分などを合意、新しい4区は淀川区は新大阪、北区は梅田、中央は難波、天王寺区は阿倍野と位置付けをした。
早ければ来年4月から住民説明会が開かれ、半年後に2度目の住民投票が行われる。目指すモデルは東京都の23区、これが4区にあたる。
賛成多数になれば大阪市は解体されるが、大阪府は変わらない。大阪の4区の規模はどんなものか、東大阪市より大きいが堺市よりは小さい。
中之島の大阪市役所は、新たな4区の合同庁舎となる。
都構想による経済効果は維新側は10年で1.1兆円と試算、反対する側は年間1億円ぐらいとかけ離れている。
大阪では東京五輪以上の経済効果が見込める万博が2025年に、その前後にIR(統合リゾート)ができる。それまでに早く都構想を実現してほしいのが大阪府民、市民の気持ちだろう。
大阪の春ー2
2020年は東京五輪の開催を控える特別な年だが、大阪も節目を迎える。大阪万博から50年、花博から30年となる。2026年の万博まで5年を切り、大阪府民の関心も高まりつつある。
2025年の関西万博は大阪市此花区の人工島、夢洲( ゆめしま)を会場に、2800万人の来場を見込む。
テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。20年秋には基本計画を作る予定だ。
何が飛び出すか分からないが、「若返るパビリオン」や「認知症の人が快適に暮らせる社会」や「月の環境のさいげん」など多彩な案が出ている。
運営主体は官民組織「2025年日本国際博覧会協会」で万博に反映するアイデアも募集中。建設費や交通手段など課題も山積だが、未来社会の創出に向け、官民の団結が求められている。
大阪の春ー1
長年低迷を続けて来た大阪に、光が見えて来たのではないか、①うめきたの開発、②人工島「夢洲」に誘致を目指す万博と統合リゾート(IR)、③実現が見えて来た大阪都構想。④新今宮に星野リゾート。
大阪北の大阪駅北側に広がる再開発地域「うめきた」は2024年を目指して工事が進んでいる。三菱地所が中心に都市公園、オフィスやホテル、商業施設を設け、新産業の創出を目指す。
開発のコンセプトは「希望の杜ーOsaka “Midori”LIFE2070の創造」をかかげる。みどりと融合した生命力溢れる都市空間をつくり、ひらめきや創造につながる多様で寛容な場ずくりを目指すとしている。
エリアは「北街区」「都市公園」「南街区」にわかれ、北街区にはイノベーション施設やホテル、分譲住宅、都市公園には水辺の空間やミュージアム、野外劇場、南街区はイノベーション設備やホテルを配置する計画だ。
再開発に合わせJR西日本は「うめきた地下駅」の23 年春の開業を予定している。これは新路線の「なにわ筋線」だ。なにわ筋線は「うめきた地下駅」とJR難波駅、南海本線の新今宮駅を結ぶ。
jR西日本はなにわ筋線の完成で関西空港やjr新大阪駅へのアクセスの向上や大阪の南北都市軸の強化を図るとしている。
JR西日本は大阪駅西側に新たな改札口の設置し、オフィスや商業エリアを備えた新駅ビルを2021年工事着手し、23年春の開業を目指す。そしてうめきた地下駅やうめきた2期開発計画と連携する。
新駅ビルは地上23階、地下1階で9〜23階まではオフィスゾーンとなる。大阪環状線のホームは西側に広げて延長する。
又日本郵便やJTBと共同で、旧大阪中央郵便局跡地を含む大阪駅西地区の再開発で大型複合ビルも建設する予定だ。
2020年ー予測ー3
3. 5Gへの期待と恐れ。私たちの生活を一変させる5Gの商用化サービスは今春から始まる。
5G対応スマホが出来ると主力のコンテンツが現実と仮想を合体して見せるVR (仮想現実ー現実に無いモノを体験)やAR (拡張現実ー現実に空想のものを重ねて体験)だ。
全国に5G が広がるのは3年後になるので当初は限られた場所でおこなわれる。
- 5G は2020年春、日本でもスタートするが、現実データを集めてサイバー空間で再現する 「デジタルツイン」の実現で日本が先進を示せるか期待される。
- 刻一刻変わる交通状況をリアルタイムでサイバー空間に反映する。
これは5Gではタイムラグが無く、多数のセンサーを、同時接続出来るので可能である。
5Gは4G〜5Gに置き換えていく為3年以上かかると予測すれば、その間に利用の仕方で世界をリードするチャンスは残されている。
政府はハイテク機器を国内企業が導入する時、税制上の優遇で、日本製品を認定する新法を制定する方針をきめた。
同時にファーウエイ等5Gやドローンの中国企業を締め出す狙いがある。
②2020年の春にNTTドコモ、KDDI、ソフトバンク3社が5G サービスを開始する。6月には楽天も参加する。
5G の速度は4G の100倍だから映画のダウンロードは現在の5分から3秒になる。多数同時接続が可能なので、車や家電、ロボット等がネットにつながるIOT(internet of thing)の普及が加速しそうだ。
総務省は日本全国を4500区画に分け、5年以内に50%の基地局を設置する事を求めた。NTTとKDDIは90%達成する予定だ。
米国、中国、韓国は19年に一部サービスを開始、20年以降は英、仏等世界規模で5G サービスが本格化する予定だ。
③一般にスマホを使っているものには、速度は4Gで特に支障はない、5Gの役割は別にあると言う。
1つは工場の製造システムに5G が使われると、これまで有線で繋がれていたラインは無線になり、変更がやり易くなる。
もう1つは国の戦略に関係する。5Gは1秒間に10Gbiteのデータを抜き取る事が出来ると言うから、中国政府が個人のスマホからデータを抜き取り監視社会を達成するには大変有効になり。
但し中国が更に世界を監視する為ファーウエイ製品を世界に広めるとなると、大変な警戒感が起きて、米中貿易戦争にまで発展している。つまり国の覇権争いの道具になっている。
4.日本の対応策1.5Gへの対応:日本は3Gの時世界のトップに立ったが、国際化に失敗したので5Gでは世界の利用方法を見定めて、スタートは遅いが最終的にはトップを狙う戦略。
更にNTTはネットワークから端末まですべて「光」を使い次々世代「6G」を目指す。
2.量子コンピュータ:人工知能や5Gで後れをとった日本はミクロの世界を支配する量子の技術を使ったコンピュータは今のスーパーコンピュータが1万年かかる計算を3分でできるという。政府は量子技術の開発に今年を「量子技術元年」として世界と戦う体制を整えようとしている。
2020年の予測-2
2.GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)の解体論。これまで「イノベーションの神」と称えられた企業に解体論が出た事にショックをうけた。今GAFAは解体すべきと考える人がいます。
2019年は米国内で議論が活発化している。20年以降本当に分割されるのか。巨大企業が市場を独占するとその他の中小企業は生きて行けなくなり、イノベーションの発生を阻害する。4社を打ち負かす存在は無いが、自らが解体する可能性がある。
①はアマゾンはAWS (アマゾン、ウェブ、サービス)のクラウ ド部門が最も収益が高く、他部門の赤字を補っている。しかし投資家はクラウド事業に投資したいと思うが、特定の企業の傘下にある為投資し難いと考える。AWSが独立するともっと多くの資金が集まり、成長すると考える。
②は政治家などからの攻撃をかわすことになる。反トラスト法で捜査が入ると、とことん調べられるくらいなら、前もって自ら解体して批判をかわした方が良い。1社として活動するより、2社として活動するほうが成長し株価も上がると予測する。
- 中国のBATH(バイドウ、アリババ、テンセント、ファーウエイ)は世界が注目しているが、彼らはGAFAを超えるのか。GAFA の解体が中国の力を増大するとの声もあります。
それに対して米国のニューヨーク大学のスコット、ギヤロウエイ氏は中国の企業がライバルになる可能性はありますが、それでGAFAの力が弱まるとは考え難いと言う。
GAFAの敵はお互いとなるだろう。アマゾンとアップルの戦いはさらに激化するだろう。4社はこれまで棲み分けられてきたが、今後4社が成長しようとすると同じ領域に行くことになり、激突すると考える。
米国は「イノベーションの神」と特別視した結果、彼らの力は大きくなりすぎて、米国の民主主義を脅かす存在にまでなりました。日本はこうした米国の体験を教訓として、ほしいと言う。
2020年の予測ー3
2020年の予測ー1
ブログ一覧4(2020年~)
ブログ一覧4(2020/1/1~)
577.易と人生ー8
576.易と人生ー7
575.易と人生ー6
574.易と人生ー5
573.易と人生ー4
572.易と人生ー3
571.易と人生ー2
570.易と人生ー1
569コロナ後ー5
568.コロナ後ー4
567.コロナ後ー3
566.コロナ後ー2
565.コロナ後ー1
564.池上さんが聞くーDNA & RNA-7
563.AIとコロナと入力の自動化ー14(6)
562.100歳時代と過去未来ー70
561.100歳時代と時計ー69
560.100歳時代と時間ー68
559.AIとコロナとドンー14(5)
558.AIとコロナと将棋ー14(4)
557.AIとコロナとサーズー14-3
556.AIとコロナとヘルスマップー14-2
555.AIとコロナー14-1
554.東証システムの故障ー33
553.池上さんが聞くー遺伝子の化粧ー6
552.テレワークのメリット、デメリットー8
551.これからのテレワークー7
550.テレワークーGとTー6
549.テレワークとクラウドー5
548.IphoneSEに変更しましたー64
547.池上さんが聞くータンパク質-5
546.池上さんが聞くーIPS細胞ー4
545.池上さんが聞く遺伝子ー3
544.テレワークとカラオケー5(4)
543.テレワークとカラオケー5(3)
542.テレワークとカラオケー5(2)
541.テレワークとカラオケー5
540.テレワークの準備ー4
539.テレワークのソフトー3
538.テレワーク時代ー2
537.テレワーク時代ー1(20200616)
536.池上さんが聞くーウイルスとはー2
535.池上さんが聞く生命の仕組みー1
534.100歳時代の慧海と心身培養ー67
533.100歳時代の慧海と漢方医書ー66
532.コロナーハラリの世界連携ー13
531.コロナーハラリと情報組織ー12
530.新型コロナーハラリと生体情報-11
529.新型コロナーハラリと監視ー10
528.新型コロナとハラリの世界ー9
527.100歳時代と慧海の薬草ー65
526.AI時代の士業と人間力ー66(8)
525.100歳時代と慧海の長生法ー64
524.100歳時代と川口慧海ー63
523.新型コロナと冬場ー8
522.新型コロナと風邪ー7
521.AI時代の士業の直接的影響―66(7)
520.AI時代の士業の間接的影響-66(6)
519.人生50年X2と雑談力ー62
518.新型コロナウイルスと感染症ー6
517.新型コロナウイルスと病気に勝つー5
516.新型コロナウイルスと免疫力ー4
515.AI時代の士業と具体的失業ー66(5)
514.AI時代の士業と人工知能ー66(4)
513.新型コロナウイルスー3
512.新型コロナウイルスー2
511.新型コロナウイルスー1
510.AI時代の士業とIT-66(3)
509.AI時代の士業の環境ー67(2)
508.AI時代の士業の戦略ー66(1)
507.人生50年X2,頑張り過ぎー61
506.人生50年X2,心の荷物ー60
505.人生50年X2,男性の場合ー59
504.人生50X2ー男性の運命ー58
503.AI-2回目の小学校先生ー65
502.ファーウエイー3
501.珍問、疑問ー3
500.珍問、疑問ー2
499.珍問・疑問ー1
498.大阪の春ー5
497.インテリジェンスー3
496.ファーウエイー2
495.ファーウエイー1
494.インテリジェンスー2
493.インテリジェンスー1
492.大阪の春ー4
491.大阪の春ー3
490.大阪の春ー2
489.大阪の春ー1
488.2020年予測ー3
487.2020年予測ー2
486.2020年予測ー1
ブログ一覧3(2018/8/10~2019/12/31)
ブ
2020年予測-1
概要:世界は大きな文明の変動に直面している。
世界は理性による理念なのか民族対立なのか、宗教対立か、力ずくの野心なのか、地球環境の変動なのか、わかりやすく説得出来る思想も哲学も受け付け無いほど混沌としている。
今年は東京五輪や5Gサービスの開始、米中対立や米国の大統領選挙の行方等の大きい問題が予測される。日本では長期政権を実現した阿部首相の舵取りが今後も続くかも気になる。
1.人工知能の今後昨年あらゆる分野にすさまじく進んだ人工知能(AI)は今年は更に進化すると予測されます。そして上手く進む企業と進まない企業が出てきます
1 上手く進む企業:AIはデータの質と量如何で決まります。成功するには最初の計画段階が大切となります。「目的」を明確に決め、それに見合った「基礎データ」の収集と蓄積ができる事。
2.上手く進まない企業:「目的が多すぎる」またはあいまいで「基礎データが大さっぱ」または時間がかかる事と言われています。
3 現在成功している分野を列記します。1) 天気予測ー3年分の雨雲を集めAI分析することにより、台風の予測による雨の予測を10分毎に天気予測をすることにより、鹿児島では正確に行動して命が助かった。
2) 犯罪予測ーアメリカ、ネブラスカでは5年分11万件の犯罪を分析、起きた犯罪の内容や近隣の店の営業時間、天気、等30種掛け合わせたAI分析の上、AI が指示した場所、時間にパトロールすると犯罪は9%減り、盗難は半分となった。
シカゴ警察では2013年400件の凶悪犯罪を学習し、犯罪に関連性ある人物をリストアップした。AI は加害者、被害者の実生活、インターネットでの交友関係を洗い出し500点までの点数をつけた。
しかし加害者か被害者かは分からない。 リストに出た関係者を訪問して本人に伝えた。しかし警官が来た事を近所の人が知り、警戒感が増し、住みづらくなり、引っ越しする羽目になった。数ヶ月前友人が殺されたためにリストアップされたようだ。
シカゴ警察はこのシステムを続けるが、コロンビア大学のフアーカンソン教授はAI は結果を出すだけで、経過理由は示さない、しかも加害者か、被害者か分からないのも問題だと指摘する。
日本でも導入は始まっている。東京の25万台のカメラの一台一台に人工知能を解析させようとしている。急にしゃがんだり、キョロキョロすると警備員に知らせて、事件を未然に防ぐ。
スカイツリーに高精密のカメラを付ける計画も進む。AI は果たして我々を守ってくれるのか、信用できるのかの疑問も生まれる。
3) 人生の寿命を決める。心臓移植はアメリカではドナー3000人、移植希望者4000人、移植出来ても10年生きる人は2人に1人、限られた心臓を誰に移植するか、医師にとって難しい決断である。必要なのは移植先優先度を決めるAI だ。
どんな年齢、体質、健康状態の患者が心臓移植によってどの程度延命されるかをAIに過去30年間のデータを学習させた。
移植した場合の生存%を数字で表し、患者に順序をつける。誰に移植すれば生存率が高まるかAI が教えてくれる。
4) 婚活企業で年収、身長、学歴を読ますのでは無く、AI が解析するのは面談の際結婚希望者がどんな結婚を望むか、休日の過ごし方等について記した文章。
文章をバラバラにして単語、接続詞、助詞と、その順序からその人特有のパターンを見つけ出す。過去に結婚した1600 組みの男女がどんなパターンかを調べれば、それとよく似たパターンの男女を選びだす。その結果人生観や価値観がフィットする最適な結婚相手になるという。
この、AI は隠れた機能を見つけだすとして、新卒採用や人事評価に使われている。
AI-小学校先生体験ー64
2019年最終日に今年を振り返り記念すべき事件は、生まれて初めて小学校の先生役をした事です。
M小学校は私の出身校ではありませんが、私が住む隣の区にあります。たまたま連絡の電話をしたところ、教頭先生がでて小学生のプログラム授業の話が偶然まとまり、5年生にテスト的に授業をすることになりました。
スケジュールを相談の結果、次の要望がありました。①5年生に授業をしてほしい、②平成生まれなので、スマホやタブレットはくわしいが、コンピュータがあまりわからない。③興味付けのためにドローンの実物を見せてほしい。の3点でした。
授業は1クラス2時間とし、1時間目は45分なので、合計90分、 の授業としました。1時間目は軽い自己紹介の後、要望にあったドローンを見せて、軽く説明の後、教室の中で飛ばしてみました。手操作で飛ばしましたが、生徒の頭の上を飛ばし、机の横に無事着陸させました。
コンピュータの歴史をまとめたパワーポイントを20分しました。
あまり肩苦しくならないように、ウインドウズを広めたビルゲイツやスマートフォンを作ったステイブジョブの私生活を中心に話をしました。
その後20分かけてビジュアルプログラムの説明をしました。説明はパワーポイントで10分ほど説明し、あとの10分は実際のソフトを動かして説明しました。
2時間目は実技に入りました。1人一台タブレットが割当てられました。一般のタブレットとは違い、マウスの代わりにタッチペンを使っておこないます。
今回の目的はゲームを遊ぶのでは無く、ゲームを作る楽しさを知らせる事でした。
まず実際にソフトを動かしてキャラクターを動かす手順を説明。
その後音を鳴らす機能のテストを皆にしてもらいました。ここからはみんなが各自好きな音を鳴らしてみるので、とたんに賑やかになりました。
五年生のクラスは2つあり1つは男性の先生でもう一つは女性先生でしたが、あとのクラスにはピアノが置いてあり、音楽に馴染んでいるようでした。
あと算数で三角形を書いたりのあたりは時間不足で、短くなりましたが、一応初期の目的はこなしました。
気づいたのは生徒で進み方に格差があることです。イチを聞いて三まで行く子と0.7で止まっている子がいます。
新しい文部科学省の方針は全て教えず創造力を伸ばすとありますので、進んでいる子はそのままにしましたが、止まっているこを引き上げる事に注意しました。
但し先生経験は初めてですので、教えることが上手くいったかどうかは自分ではわかりません。しかし新しい貴重な経験となりました。
死と人間機械論ー7
パソコンを分解してみて、人間に極めて似ていることに気づいた。それは頭に当たるハードデスクの部分以外は簡単に取り替え可能な機械である。
人間の手足が最近では義足や義手でとって代わるように。人間も将来は脳以外は取り替えられる時代が来るかもしれない。
先日友人がノートパソコンが動かないのでみて欲しいとの、依頼があり確認したが、全く動かなくなっていた。業者に相談したが、回復は無理との判断で新品のパソコンを買う事にしてもらつた。
パソコンは動かなくとも、中身のデータが欲しいのとの要望がでましたので、久しぶりにノートパソコンを分解した。
パソコンのなかには配線や電源や扇風機やメモリーCDROMやキイボードや画面がある。
よく考えてみると、人間と似通っている。配線と血液、電源と心臓、扇風機と肺、指とキーボード、顔と画面などが対応して一つの生命のように動いている。
この中で簡単に他のものと置き換えられないのが脳に当たるハードディスクである。色々な部品があるが、どうしても取り出したいのは小さな場所しかとっていないハードディスクの部分である。
従ってハードディスク以外は純粋に機械であり、取り替え可能である。 そしてハードディスクも別の新しいハードディスクに中身をコピーすると同じ機械が生まれ変わる。
これは人間でも同様に考えられる。手足や内臓を取り替えても、脳が残っていれば本人である。これが人間機械論である。
現在手足は義手義足に取り替え可能で臓器はまもなく取り替えが出来る様になるだろう。コンピュータでは元のハードディスクを取り出して、同種の新しいハードディスクに全コピーが可能である。
人間の脳を全コピーする時代は来るだろうか。もし途中で人を全コピーして、2人の人ができたら、そして2人が別の人生を歩んだら、人間機械論は成り立っていくのだろうか、疑問が沢山湧いてきます。
死とはー同一人物とはー6
人間は三か月で全体の細胞が入れ替わり、半年には骨なども取り替えられていると聞く。そうすると肉体的には昨日のあなたと今日のあなたは違う事になる。しかし同じ人であるのは変わらない。
最近の医学では手足も義足で取り替えられ、内蔵も取り替えられる可能性がある。従って脳以外が取り変わっても同じ人物になる。
では脳はどうか、20年前のあなたの脳と今日のあなたの脳は同じではない。そうなると同じ信条や記憶や欲望や目標を持つなら同じ人物と見る。これは「人格の同一性」となる。
身体説は一卵性双生児は全く同じ身体で生まれてくるので、説明しにくい。同じDNAなので、何をもって区別したらいいか分からなくてなる。
身体説を突き詰めると、未来の私は全身をもっていなくてもよい。現在の医療では手や足を取り替えてしまう。従って私の脳を持っているものが私となる。脳がなくなると消滅する事になる。
物理主義者が受け入れる人格説をみてみよう。信念や記憶は一つ残らず同じである必要はない。人は常に記憶を失ったり、信念がぐらついたりしている。
人格は全体としてゆっくり発展していく。
人格説では同一人物であるか否かは、同じ人格をもつていれば、同一とも言えるのだが、少年の時の人格と老人になったときの人格は何をもって同一と考えるかは一筋縄ではいかない。
情報銀行ー始まるかー63
いよいよ大手の三菱UFJ信託が情報銀行を開設することになった。データが商売の拡大に必要な時代に突入、新しいスーパーを作る時、その地域に人の集まる人数や時間が分かれば、建設場所や規模を的確に決められる。
JRのイコカやスイカの情報を企業が購入する話題が出ました。現代消費者の情報はどの企業も欲しい時代になりました。
フェイスブックを利用するには、自分の情報を登録し、写真や書き込みをするが、この情報はフェイスブックのものだそうだ。
今回の情報銀行は三菱 UFJ 信託は10/10に「情報信託室」を新設した。電通が一部展開中ですが、大手バンクが参入する事で、個人情報が売買される時代が到来する。
来春の春銀行法が改正され、情報の利活用が、銀行の業務として認められる事になる。
情報信託室のメンバーの過半数は外部から来たデザイナーや経営戦略の専門家で占め、どんな提案をすれば利用者が抵抗なく個人情報を出すかを検討しだした。
利用者はスマートフォンのアプリで資産や健康のデータを預ける。三菱では情報銀行を使いたくなる「ストーリ」を作る。
キャリア志向の女性には化粧品会社と結び付け、金銭的対価に加え、栄養や代謝のアドバイスを提供する。これが定着すれば日常のあり方を変える可能性がある。
個人にとって今の社会では個人情報が唯一の資産になりつつあり、この資産を、守りつつ、活用するのが、新しい道かもしれない。
AIロボットの読解力-63
AIロボットは東大の入学試験にうかるかのチームを作って挑戦して来た新井紀子氏(国立情報学研究所)は一般水準の入試にはうかる自信ができたが、ある理由で東大にうかるのは難しいと判断したようだ。
その理由は出された問題の意味がわからないと言うコンピュータの弱点が出て来たからだ。
ところが現実を振り返ってみると、現在学生の意味を理解する力、つまり読解力がどんどん落ちている事が分かってきた。
つまり国語の文書を読む力の問題だ。特に日本の学生はインターネットは友達とのチャットが多い、チャットとは短文で伝え合うので、読解力の強化にはならないと言う。
さらにゲームに興じる時間が多く、活字離れが目立っている。
学校でもパソコンでリポートを作成させる等生産的な使い方をさせるべきであろう。
文部科学省は今後1人1台の学生用コンピュータの配備や学校内の通信ネットワーク整備を推進する方針だ。
記述式の例では島の木が消滅した理由について、「町民が伐採した」説と「島への移住者が持ち込んだネズミが木々の種を食べ尽くした」説を比べ、その原因を根拠となる情報を資料から引用させて答えさせた。
どの情報に信憑性があり、その理由を、的確に伝える能力を問われた。ネットには疑わしい情報も多いので、情報内容を理解し評価する能力も問われている。
AI-教育と読解力ー62
日本は選択式テストが多く、記述式テストが苦手な生徒が多いとはこれまで指摘されてきた。
一方小説を月数回読む生徒は読まない生徒より45点も高かった。
そして活字離れが進んでいる事も明らかになった。新聞を月数回読むのは21%,9年前に比べ36%減少、雑誌を読む割合も30%で33%減少した。
同時に行われたアンケートでは日本の授業でデジタル機器を利用しない割合は国語83%(加盟国校1年の8割)が授業でパソコンやタブレットを利用しないと回答し、経済協力機構加盟の31ケ国中最も利用が低かった。
ただゲームやネット上のチャットを利用する割合は最も高かった。
教室で行われる1週間の授業でデジタル機器を利用しない割合は国語83%(加盟国平均48%), 数学89%(54%)、理科75%(43%)で際立って高かった。
校外でも勉強以外の利用は低調で、ほぼ毎日コンピュータを使って宿題をするは3%(同22%)、学校の勉強のためインターネットを使うは5%(同23%)でいずれも最下位だった。
一方ほぼ毎日ネットでチャットするは87%(同67%)だった。1人用ゲームで遊ぶは47%(同26%)で最高だつた。
日本はコンピュータを勉強や調査につかうより、小さいグループの友達と話し合うような調子でのチャットと言う短い文句のやりとりや、一人でゲームをする様子が強く浮かぶ。
AIー日本の読解力ー61
世界79ケ国の15才を対象に国際協力開発機構(OECD) が2018年に国際学習到達度調査を行った結果を発表した。日本は読解力が2015年の調査で8位から15位と急落した。
数学的応用は5位から6位、科学的応用は2位から5位になった。今回男女60万人が参加し、日本から高校1年生(義務教育を終了した段階)が6100万人うけた。
全体の3割を占める自由記述式の問題で伸び悩んだ。自分の考えを他者に伝わる様根拠を示して説明する事が不得意のようだ。
インターネットから情報を探して活用する問題も平均を下回った。
一方数学的応用や科学的応用では前回よりは下がったが、引き続きトップレベルを維持したと見る。
国別平均では中国、シンガポール、マカオが1位から3位となり東アジア勢が上位を占めた。
パソコンを使ったテキスト形式に不慣れな事情はあるが、記述式の問題を苦手にしているのは要因となっている。
本や雑誌を読む生徒の方が読解力は高くなっているので、読書の減少が影響している。日本の読解力は前々回(2012年)では過去最高の4位だつたが、15年の前回は8位、今回は15位と急落した。