変化するビジネスの世界は生物界と同じく環境に適した者が生き残る「適者生存」の世界です。
時代の流れを読んで、人より先に動いてビジネスモデルを確立して、一気に横展開してシェアを押さえる、成功者はこの様な動きをします。
では日本はどの様な時代の流れに晒されているのか、日本のビジネスを左右する3大潮流がある、①少子高齢化、②グローバル化、③機械化です。
これは少子高齢化が進めば、労働人口が減り、人手不足解消の為外国人の招聘や業務の機械化が求められます。
少子高齢化に伴い、相続税申告、相続税対策、事業継承対策、相続関連の訴訟や交渉、成年後見、遺言状の作成、遺品整理などで業務が拡大しつつある。
グローバル化では外国人労働者の受け入れが進み、通信手段や翻訳ツールも進歩しているので、士業にはビジネスチャンスがあります。
しかし外国語の素養や関連法案の知識、実務経験などが求められるので、決して簡単ではありません。
機械化は士業にとって脅威になる可能性があります。
「企業の仕組みについて」カテゴリーアーカイブ
AI時代の士業の戦略ー66(1)
士業とは明治時代の近代創世記に国を支える高度な専門性を持つ職業を、江戸時代の武士に例えて士業と呼び国家資格や民間資格を与えた。
士業は司法、会計、不動産、建築、土木、医療、福祉などに及び、具体的には弁護士、公認会計士、税理士、司法書士、行政書士、社会保険労務士、弁護士、中小企業診断士などがある。
20世紀期後半から21世紀にかけて、これまで安定して売上がされた商品が今後も続くと言う時代は終わり、3年先、5年先が読めないほど市場が激しく変わる時代に突入しています。
この様な時代に資格によって一定の需要が確保されてきた士業の業界にも時代の波が押し寄せています。特に影響を与えるのはITやAIの新しい技術の進歩です。
「機械に士業の仕事を奪われる」と言う声も聞かれ、士業は過渡期を迎えようとしています。しかし士業の仕事が無くなる訳ではなく、人間にしか出来ない士業の仕事はまだまだあります。
経営者は新規事業の立ち上げや業績の拡大と言った「攻め」の部分は得意でも、法律、会計、財務、労務と言った「守り」の部分は士業の専門分野である為、経営者の弱点を補う経営参謀としての役割があります。
ブログ一覧4(2020/1/1~)
577.易と人生ー8
576.易と人生ー7
575.易と人生ー6
574.易と人生ー5
573.易と人生ー4
572.易と人生ー3
571.易と人生ー2
570.易と人生ー1
569コロナ後ー5
568.コロナ後ー4
567.コロナ後ー3
566.コロナ後ー2
565.コロナ後ー1
564.池上さんが聞くーDNA & RNA-7
563.AIとコロナと入力の自動化ー14(6)
562.100歳時代と過去未来ー70
561.100歳時代と時計ー69
560.100歳時代と時間ー68
559.AIとコロナとドンー14(5)
558.AIとコロナと将棋ー14(4)
557.AIとコロナとサーズー14-3
556.AIとコロナとヘルスマップー14-2
555.AIとコロナー14-1
554.東証システムの故障ー33
553.池上さんが聞くー遺伝子の化粧ー6
552.テレワークのメリット、デメリットー8
551.これからのテレワークー7
550.テレワークーGとTー6
549.テレワークとクラウドー5
548.IphoneSEに変更しましたー64
547.池上さんが聞くータンパク質-5
546.池上さんが聞くーIPS細胞ー4
545.池上さんが聞く遺伝子ー3
544.テレワークとカラオケー5(4)
543.テレワークとカラオケー5(3)
542.テレワークとカラオケー5(2)
541.テレワークとカラオケー5
540.テレワークの準備ー4
539.テレワークのソフトー3
538.テレワーク時代ー2
537.テレワーク時代ー1(20200616)
536.池上さんが聞くーウイルスとはー2
535.池上さんが聞く生命の仕組みー1
534.100歳時代の慧海と心身培養ー67
533.100歳時代の慧海と漢方医書ー66
532.コロナーハラリの世界連携ー13
531.コロナーハラリと情報組織ー12
530.新型コロナーハラリと生体情報-11
529.新型コロナーハラリと監視ー10
528.新型コロナとハラリの世界ー9
527.100歳時代と慧海の薬草ー65
526.AI時代の士業と人間力ー66(8)
525.100歳時代と慧海の長生法ー64
524.100歳時代と川口慧海ー63
523.新型コロナと冬場ー8
522.新型コロナと風邪ー7
521.AI時代の士業の直接的影響―66(7)
520.AI時代の士業の間接的影響-66(6)
519.人生50年X2と雑談力ー62
518.新型コロナウイルスと感染症ー6
517.新型コロナウイルスと病気に勝つー5
516.新型コロナウイルスと免疫力ー4
515.AI時代の士業と具体的失業ー66(5)
514.AI時代の士業と人工知能ー66(4)
513.新型コロナウイルスー3
512.新型コロナウイルスー2
511.新型コロナウイルスー1
510.AI時代の士業とIT-66(3)
509.AI時代の士業の環境ー67(2)
508.AI時代の士業の戦略ー66(1)
507.人生50年X2,頑張り過ぎー61
506.人生50年X2,心の荷物ー60
505.人生50年X2,男性の場合ー59
504.人生50X2ー男性の運命ー58
503.AI-2回目の小学校先生ー65
502.ファーウエイー3
501.珍問、疑問ー3
500.珍問、疑問ー2
499.珍問・疑問ー1
498.大阪の春ー5
497.インテリジェンスー3
496.ファーウエイー2
495.ファーウエイー1
494.インテリジェンスー2
493.インテリジェンスー1
492.大阪の春ー4
491.大阪の春ー3
490.大阪の春ー2
489.大阪の春ー1
488.2020年予測ー3
487.2020年予測ー2
486.2020年予測ー1
ブログ一覧3(2018/8/10~2019/12/31)
ブ
ユダヤの商法ー11
私がユダヤ人を意識し出したのは、藤田田氏の 「ユダヤの商法」を読んでからだった。今読み返してみても内容は斬新である。
特に印象に残ったのは、商売には2つの目標がある。1つは女,2つ目は口である。
消費は女性によって成り立っている。従ってユダヤ商人は女性に売る宝石商やカバン商が多いと聞く。
第2は口だ。食べ物商売は途切れない、朝食べても、昼も晩も食べる。こんな繰り返す商売は無い。
藤田氏の母親は熱心なクリスチャンだそうだ。その口から立派な言葉を発する様に、口に十字架を付けた田という名前を付けたと言われる。
田氏は無信仰だつたが、クリスチャンの思想を受けていると考える。著名な人にユダヤ人が多い、そしてイエスキリストもユダヤ人だ。
ユダヤ人は「ユダヤ人がユダヤ人を処刑した為2千年も迫害され続けた、こんな馬鹿なことがありますか」という。
自由世界を作ったシンボルのキリストがユダヤ人だが、共産主義を作ったマルクスもユダヤ人だ。
世界の財閥ロスチャイルド、作曲家ベートーベン、天才画家ピカソ、偉大な科学者アインシュタイン、アメリカ大統領ルーズベルトそしてキッシンジャー、、、いずれもユダヤ人だ。
RPAホワイトカラー49
作業の自動化ではExcel のマクロ処理のイメージがあるが、それとはどう違うか。当然ながらマクロ処理はexcel 内の処理に限定されるがRPAはオフィス系をはじめ、各種業務システムからフリーソフトまで、あらゆるソフトを対象にできる。
さらにWebプラウザを利用するアプリやクラウドサービスなどその殆どを自動化できる。
そしてRPA はExcelのマクロに比べてブラックボックス化しにくく、修正がしやすい。
事例では①受注データの登録、発券業務のデータ抽出、データ加工、オーダー登録、発券業務の自動化、
②入金データの清算作業、清算の番号をCSVで読み込み、販売額と入金額が合えば確定、合わなければリスト化
③電気使用契約変更手続きの自動化、変更情報と契約情報の照合、照合できたら実行自動実行、出来なかったら人が電話する。
④システム間連携の自動化、旭硝子から社名を変更したAGCはガラス、電子、化学品、セラミックの四部門で事業を展開している。
RPA事務自動化とAIー48
RPAは現場の作業のロボット化を補う意味で簡単ロボットと言われ、それには特別な言語を使わず、実際業務の手順を覚えさせて、自動化するのが一般的です。
事務員のAとBとCの3人の事務作業では各々の作業を機械に覚えさせて、Aを入力すると一瞬で、Aの作業をし、BやCを入力すると、各自が考えた方法でのグラフを正確に、一瞬で作成します。
RPAには三段階あるといわれます。
第1段階は定型業務を自動化する、
第2段階はRPAとAIの連携をする。
第3段階は高い知能を持つロボットが全てを自動化する。
つまり最初は手作業だけのロボットが次第に目を付け、脳を付け、耳や口をつけて自動化を広げるだろう。
事務の自動化を考えると、出来ればロボットにまず指が欲しい。指があればパソコンやスマートフォンの入力が素早く出来る。事務作業の入り口の自動化に役立つのではないだろうか。
RPAに適した業務は「購買業務での部材の注文処理」「経理部での請求書の処理」「人事部での社員の個人情報の管理」「交通費の経費処理」「夜間のネットからの受付処理」など。
これまでのシステムの導入にはIT技術の導入となり、IT部門を通して、ITの予算内で実施するので、IT部門の優先度が低いと実施されないケースが多かった。
一方RPAはパソコンやEXELのようなOFFICEを使ったひとには理解しやすい仕組みになっている。
但し上手にRPAを使いこなすにはマニュアルを読み込み、研修を受け、基本的な扱い方を、よく理解する事がポイントとなる。
RPA事務改革とAIー47
RPA-ロボティックス、プロセス、オートメーション、とは何か、
これまでホワイトカラーの機械化が遅れていると言われてきましたが、ここに焦点を当てて、合理化、自動化、省人化を目指す仕組みがRPAと言われるものです。
特に日本人は仕事と人生とが同じになるほど、仕事に没入し、研究し、質を上げる為に努力する特性を持ちます。
ある韓国人は日本人の仕事に対する姿勢は、正に修行僧のようだと言う。
日々仕事の向上のために精進を重ね、深く掘り下げていく、少しでも与えられた仕事の質を上げる事に専念しないと満足出来ない。
例えば3人の事務作業員に売上を説明するグラフを作って下さいと指示されると、各自は猛然と作業に突入し、誰よりも美しく、分かり易く、説得力があるグラフを作る事に全精力を傾ける。
その情熱は世界には無い独自の製品を生み出した元であるのだが、一方で3人の作業を標準化する時には大変困る問題となる。
日本のホワイトカラーの事務作業の効率化が遅れる大きい要素となって来ました。
一方世界の仕事は人工知能化への流れが加速化しています。
これまでは主に現場作業へのAI 化が話題になってきましたが、この流れは当然現場作業を指示したり受け取ったりする事務作業にも及んできます。
フェイスブック-仮想リブラー58
世界でラブラが普及すれば、ドルやユーロ、円の使用量が減り、通貨体制の脅威になるため、国際通貨基金(IMF)はリブラなどの仮想通貨が金融政策に影響があると指摘した。
7/17にパリで開催された世界7ケ國の財務相会議でも、日本の黒田総裁は国際的な協調が必要と語った。
リブラは金融政策への影響の他にマネーロンダリングや資金洗浄、サイバー攻撃やテロへの資金援助も懸念される。
フェイスブックのザッカーバーグ氏は世界には銀行口座を持たない人が多くあるが、こうした仕組みにすれば金融サービスを安く利用できると語った。又フェイスブックの広告収入にも寄与しそうである。
仮想通貨のビットコインは発展途上でもあり、システムの安定度合いで、価格が変動するので投機の対象となっているが、通貨になりにくい。
リブラはこの欠点を補う為、フェイスブックやクレジットなどの30社からなら非営利組織を作り、裏付資産を作り、価格が下がると買い取って裏付資産に加算し、上がると資産から放出して価格を戻すなどの価格安定化に仕組みを考えている。
私供フェイスブックを時々使う側から言うと、フェイスブックは交友を促進するメリットがあるが、登録した情報や個人情報はフェイスブックのものになると言う、これは甚だ不公平である。流出事件があればなお問題である。
今後は個人情報は個人の権利として守る必要があるのと、写真や文章の登録に対しての対価やいいねを押した人への金銭的謝礼を考えても良いのではないかと考える。
このリブラがその方向を目指しているなら、我々フェイスブックブックファンには朗報となるだろう。
クラウド会計の利点-15
クラウド会計の利点は何と言っても1ヶ月前又は2ケ月 前の財務状況しかわからなかったものが、翌日分把握出来ます。普通の企業は月次決算が一般ですが、クラウド会計になると毎日決算ができる。必要な時にいつでもリアル決算も可能となる。
大別すると3つの利点があります。
①今までは入力して集計するまで、売上や経費がわからなかったが、適時にわかるので、ギリギリで経営判断を誤る事はなくなります。
②資金繰りが可視化されるので、直前に資金不足が生じたりしない。資金不足のタイミングが予想できるので、早い目に資金繰り対策を取る事ができる。
又クラウドファイナンスのサービスも始まっており、クラウド会計のデータをもとに、融資申し込みが出来るので、融資判断や時間の節約になります。
③キャンペーンや値引きセールの効果が数字ですぐに集計できるので、引き続きキャンペーンを実施するのかの判断がすばやく、的確にできます。
今までと比較して、出来なくなる事があるのか、調べてみよう。
クラウド会計はインターネット上で使用しますので、ネット環境が無ければ出来ません。
ソフトは最新のものに更新される、使用する端末を選ばない、従ってネットさえ繋がっていれば、全てが出来ると言えます。
クラウド会計ではfree でもMFクラウドでも稼働時間ての不都合は生じていませんので、ほぼ一日中使えると考えられます。
特にMFクラウドで有料プランで、99.5%の稼働を保証しています。
災害や障害時にお客様の重要なデータを保護する為、MFクラウドでは本社から離れた遠隔地に3ケ所でデータのバックアップしています。
Freeクラウドでは公表していませんが、ホームページで「データは自動的にバックアップされ、分散化により災害や盗難、紛失にも安心です」とのべている。
この事からインターネット環境があれば、不都合が起こる確率は大変低いと考えられます。
銀行界ー破壊と再生-54
ソフトバンクやヤフーが出資する「ペイペイ」やLINEの「LINEペイ」の決済サービスが現れ、基幹業務が侵食されている。3メガバンクでは3万人のリストラが進んでいる。
三菱UFJ の来店客数は過去10年で4割減り、一方でネット取引は5年で4割増加した。現在の500店舗を35%減らし、次世代型店舗を増やす予定だ。
次世代型店舗は口座の出し入れは画面上で完結する。住宅ローンや相続の相談は電話で手続きを済ませる。
支店に多くの行員を設置して預金を集め、住宅ローンなどで利息を稼ぐビジネクモデルは駄目になり、銀行界は破壊と再生を迫られている。
花形だった法人営業も、金あまりで需要が低迷している。
ITと金融が合体したフィンテックにより銀行業務の帳簿入力から融資判断までを自動化した。銀行は新しい業態に変われるのだろうか。
銀行はどうなるー53
銀行業務がIT テクノロジー企業によって侵食されている。
大阪の地下鉄ー大阪メトロでは2025年の万博には顔認証により通り抜けるだけで、運賃が自動的に引き落とされるサービスが全線で実施される予定です。
ITを使った金融サービスに革新が起こっている。その代表がアマゾンだ。
無料通信アプリのLINEは昨年12月にみずほファイルナンシヤルと提携を表明した。Line は店舗を持たず融資や預金、振り込みを全てスマホでする。
LINEの利用者は8千万人、これは三菱UFJの口座3600万口座を上回る。
ここ20年でセブンイレブン、ローソン、楽天、ソニー等10社が異業種から参入して、既存銀行の地盤を侵食しつつある。
セブン銀行がコンビニ等に設置したATMは3万5千台、一方メガバンクの3社合計の2万台を圧倒している。
銀行に口座を、持つのは給与の振込に使うだけの人が増えている。
地方銀行からコンサルタント会社へ転職する人がいる。
日本銀行の試算では国内の地方銀行の6割が10年後には成り立たなくなると見込む。
銀行界はまさに激動の時代に突入、主役はスマートフォンと顧客情報だ。三菱UFJと三井住友 FG、みずほFGの3メガバンクも脇役になってきた。
クラウド会計-使いこなし-14
クラウド会計Freeでは「会計連携」や「参考情報」機能で法人税申告書がつくれます。「道しるべ」や「別表Maps」機能を使うと法人税の知識が無くとも簡単な申告書ならつくれます。
現在会計入力をパートスタッフに任せている会計事務所が多いと聞きますが、今後は申告書の作成までパートスタッフが担当できるかもしれません。
なお「会計連携」とはクラウド会計から数値を、自動転記したり、提案用の表を作成する機能を言います。
又「参考情報」とは申告書作成に必要な試算表などの情報を同一画面で参照できる機能。
「道しるべ」とは連携元の項目や計算式を明記して、金額内容を説明しやすくする機能。
「別表Maps」とはある金額を変えると他の別表の金額がどの様に変化するか、試算できる機能です。
法人税だけで無く、クラウド給与から作成した年末調整書類などを電子申告で提出できる為仕事の生産性はあがります。
クラウド会計で、効果が出るのは
①経理業務にかける時間を減らしたい場合ー金融機関(銀行口座、クレジット、電子マネー、通販)の取引明細を自動で取得出来ます。この明細を取り込み、自動で仕訳入力を行い、勘定科目が自動的に提案されます。この提案も学習機能があるため、使うほどに機能化されます。
②請求書発行や入金確認に時間がかかる。請求書とクラウド会計が連動しているので、「クラウド請求書」で自動仕訳が生成され、excel での発行より、相当簡単に出来ます。
請求書に従って入金された場合、やはり自動仕訳が生成されます。その他見積書、領収書、納品書などの書類作成が可能です。
③経費精算ーが面倒と感じる会社は、領収書はスマホで写真を撮って添付するだけで、交通費は経路を入力すれば自動で料金計算できる。経費精算にかかる時間の短縮ができます。
④給与計算の時間短縮ー「クラウド給与」を使うと自動で給与仕訳がされます。そして自動的に給与支払い仕訳が生成されます。
⑤クラウド会計はWindowsだけで無く、Macやタブレット、スマホなどからでも使用できるのもメリットの一つです。
クラウド会計の今後-13
クラウド会計を入れると機械がやってくれる為顧問報酬は引き下がる可能性がありますが、自動で取り込まれた記帳内容のチェック作業は必要です。また記帳業務の自動化で生まれる余力でコンサルを充実さす事で顧問料の増額を提案する機会が増える。
一度システムに慣れてしまえばクラウド会計導入時のコンサルティングやシステムの使用方法、それらを使った財務分析の仕方など、顧客へ提案できるサービスの幅が広がる。今後クラウドを扱う事務所と扱わない事務所の差が出てくると思われる。
これから起業する若い経営者はクラウド会計のメリットとデメリット、経営に活かせるかどうかを大変気にしています。それに対して説明出来ない会計事務所は顧客の信頼を勝ち取ることが難しくなるだろう。
クラウド会計を利用して空いた時間やリアルの情報によって、経営者と同じデータを観ながらスカイプで会議をすることができる。
会計事務所も顧客を訪問せずにできるので、時間と経費の節約となる。スカイプで遠くにいながら顔を見ながら話せる安心感がある。タイムリーに話す習慣が出来ると、顧客との信頼関係が深くなる。
これまでの会計ソフトからクラウド会計への移行はスムーズにコンバートできます。また一度使ってみて、戻したい場合には内容をエキスポートして戻すことが可能です。
クラウド申告freeが提供する機能は下記です。 「債権管理」「給与計算」「仕訳入力」「決算書を作成」「法人税等申告書作成」「事業概況書」「電子申告」です。電子申告では法人税、所得税、源泉所得税、給与支払報告書、償却資産報告書などがあります。
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情報銀行-仮想通貨-48
銀行業務は電子マネーやクラウドファンドや仮想通貨で侵食され続けておますが、銀行は今お金の代わりに情報を貯蓄する情報銀行に乗り出した。情報銀行とは「消費者が個人情報を提供する代わりに、お金を受け取る」サービスだ。
三菱UFJ信託は独自に開発したスマホ用の情報管理アプリを使う。このアプリはデータ利用のために情報を欲しい企業がデータの種類、利用目的、報酬等を明示し、個人が提供するかを決めるようになつている。
来年情報銀行をはじめる三菱UFJ信託銀行には情報が欲しい旅行会社や保険会社、家電メーカーなどが盛んに問い合わせている。
大量の個人情報をビッグデータとして利用し、消費行動の予測や個人の需要に応じたサービスができる。保険会社では行動履歴を分析し、毎週末レジャーを楽しむ人には、週末だけの保険を提供することが可能だ。
電通も個人情報の管理、運用を来年4月に開始する予定だ。
情報銀行の効果は
①個人が主体的に自分の情報を管理し、情報提供の対価として、企業からお金や、サービスを受ける事が出来る。
②利用企業は自社独自では入手困難なデータを取得が可能となり消費行動の予測や新商品の開発に生かす。
懸念は①情報銀行や企業が個人情報の適切な管理、運用してくれるか、②会社が潰れて情報流出や悪用がないか。
総務省や経済産業省は消費者が安心して情報銀行を利用できるよう有識者会議などで議論を進め、今年6月に指針をまとめました。
情報セキュリティへの十分な体制や財務や経営要件を決め、民間団体が審査する制度を今秋にもはじめる。
事業が継続できなくなった時の個人情報の適切な扱いを定めていく。基準に違反した場合は認定取り消しなどの処分を行う。
規制が厳し過ぎると事業が普及しなくなり、民間の規制だけではたして消費者保護が出来るか、この兼ね合いが情報銀行の今後に影響するだろう。
働き方改革-ブラック企業-13
4月には新入社員が街に溢れて、黒い背広と白いワイシャツと新鮮な顔が駅に増える。この頃の若者は驚く程背が高くなり、外人と間違える事もある。しかし1年以内の離職者は大学卒で約12%,高卒者で18%と言う。3年以内だと大学卒で31%,高卒で39%である。
作家佐藤優氏によると、毎年4月には転職の相談を受けると言う。1番多いのは「今働いている会社はブラック企業だと思います、早く転職しないと潰されます」と言う相談だそうだ。
その時答えているのは「ブラック企業なのか、教育が厳しいのかは、社会に出たてのあなたにはわからない、但しブラック企業かどうかの見分け方がある。それは知っている会社の先輩を入社5年目、10年目と5年刻みで30年までノートに書き出してみなさい」
そして尊敬出来る人がいるかどうか、よく考えてみる。1人もいない場合はブラック企業と考えて転職する。1人でも尊敬できる先輩がいれば、その人を目標に頑張るように勧める。
現在働き方改革で、残業の規制が叫ばれていますが、私達の世代では特にIT業界では残業は当たり前、時々徹夜もする。中には200時間の残業を提出して、君はいつ眠るのかと言われた社員がいるほどだった。
佐藤氏が懸念するのは入社して3割以上が辞めてしまう現在、企業の新人教育も熱が入らなくなるおそれがある。しかし他国でも専門職や高級職を目標にする者の教育は厳しいと言う。
ただし会社での教育は限界にきていると感じる、今は専門書も出まわり、成人教育機関もあり、インターネット学習も出来る時代になってきた。
個人で進んで学習する時代になって来た。自分で自分の未来を展望し、自律的に教育に投資して、自らを鍛える事が大切ではないか、それが出来る時代が到来していると思う。
21世紀は人がした事を追随するよりも独創性が重視される時代になってきたので自己責任が大切であろうと感じている。
クラウド会計の具体化-12
クラウド会計の定義は「インターネットにアクセスし、IDとパスワードを入力すれば どんな端末からでもサービスが開始される」となる。
1番の不安はセキュリティだが、いつもとは違う環境からのアクセスがあった場合は「二段階認証」を採用、万一の場合のバックアップは自動的に三ヶ所の遠隔地にされる。トラブルが起きた場合、これまでより遥かにラクに元のデータにもどします。
会計事務所とクラウド会計の関係を見ると、会計事務所の作業の記帳代行業務に費やす時間の削減が最大のメリットです。時間は約半分となります。
その分財務分析や経営改善の提案などのコンサルティングに当てることができます。又扱い数についても一人当たり30社が限度ですが、50社程度可能となります。
普通試算表を作って会計情報を顧客に提供するのは一ヶ月以後になる事が多いですがクラウド会計を採用すると、月末時点ですぐわかる。
つまり会計帳簿の役割は「過去の情報を記録しておく」から「リアルタイムで情報を提供する意思決定に役立つシステム」になるのです。
早期に問題点を把握し、防止し、いつそうのサービスを提供できる。
従来の弥生会計などのソフトは毎年最新版を購入する必要がありますが、クラウド会計では顧問先か会計事務所のどちらかが導入することにより、費用負担は少なくなるはずです。
日本企業のクラウド-14
2017年に東急ハンズは自社のデータセンターを閉鎖して、全ての業務システムをAWS(amazon web servises)に移した。そのきっかけとなったのは2011年の東日本大震災でデータセンターが止まった事とネットセールで急増するアクセスや出店の増加で増えるデータ量への対応もクラウドだと柔軟に対応出来ることにあった。
今後東急ハンズはAIをプログラマーでなく、業務知識の豊富な人が開発出来、顧客データの分析や店舗決裁の仕組みの効率化を進めたいと考えている。
ゲームは速さとスケールの大きさが必要な世界で特にクラウドの威力が発揮される。
バンダイナムコが展開するドラゴンボールレジェンズはグーグルのクラウドを活用し、世界中に散らばるプレーヤー同士のリアルタイム対戦を可能にした。
しかしプレーヤー同士の距離が離れると通信時間がかかり、相手に届かないうちに次の攻撃をすると順序が混乱してしまう。そこで大陸間などの遠隔地ではインターネットを使わず、グーグルが敷設した海底ケーブルの専用ネットワークを使う。
この速さはグーグルの強みになっている。又グローバルに展開するゲームはアクセス数も尋常ではない。通常はユーザが急増しても耐えられるように、大き目のデータベースを用意するが、アクセスが減った時は無駄になる。
そこでグーグルはアクセス量に合わせて自動的に伸縮するデータベースを用意した。
もはや使って当たり前となりつつあるクラウド、サーバ管理の苦労から解放されると費用は大きく減る事になる。クラウドは企業の競争力を左右する重要な要素となりつつある。
働き方改革-企業システム-12
日本の企業ではあらゆる職種、あらゆる条件で上手く働く者の評価が高くなり、特定の職種でずば抜けていてもあまり評価されず、むしろ平等精神に反するため、途中で他の職種に転勤させられるケースも多い。
その結果会社に対する忠誠心は芽生えるが、仕事に対する強い責任感が薄れ、上司が遅くまで勤務していると、特に仕事が無くても付き合い残業をする。それをしないと上司からの評価は低くなる。
作業は職場の流れに逆らわない様に周りから目立たぬことを第1に注意しながら作業する。そんな状況で作業効率が上がるはずが無いと思われる。事務作業では、時間つぶしのために残業をするとなると、単純な仕事を複雑化したり、美的に飾ったりしてしまう。
次いで小泉政権頃から正規社員に対して、柔軟に雇用出来る非正規社員(パート、アルバイト)の採用が増えた。雇う側から見ると大変都合良い仕組みであるが、雇われる方はいつでも辞められる代わりに、いつでも解雇される恐れがある。
働く意欲のあるパートはいくら熱心にしても、正規社員より安い給料で、しかも正規社員がやりたくない仕事をさせられる確率が高い。従って今のままでパート社員に勤務効率をあげさせるのは無理があります。
日本では組織のルールが優先され、それに違反すると村八分に会い、組織から弾き出されるのが普通ですので、日本の組織体で勤務効率をアップするには、組織体のトップが率先して、現状打破を行うしかありません。
そうでなければ、現在の経営層が無くなり、新しいトップを待つしかありません。
期待がかかるのは新規に立ち上げた企業ですが、新しい組織体なら、勤務者が働いて効率を上げやすいルール:時間や場所や年齢に束縛されず効率を追求しそれ相当の給与が払える新しいルールを作り、実行する企業がふえれば、世界に追いつくのではないかと考えます。
働き方改革-企業システム-11
先日同窓会セミナーで働き方改革の話がありまして、日本人の働く方について考えさせられました。
日本の1時間当たりの効率は世界で20位だそうだ。GDP第3位を誇る日本が、なぜこんなに非効率な働き方をしているか、又しかも未だ経済大国を維持しているのか、不思議に思うが、日本独特の仕組みが存在するに違いない。
問題の根底にあるのは「定年」と「就職方法」 及び「社員とパート」の問題にあるのではないだろうか、
まず定年は平均年齢が50歳代だった明治時代に50歳を定年と決めたと聞いている。アメリカでは雇う時年齢を理由に差別する事を禁じている。従って退職年齢は自分で決める事になる。何という素晴らしい仕組みだろう。
ドイツでは定年年齢と年金受給年齢をリンクしているのが、特徴である。従って年金受給年齢になると自動的に解雇する。
日本は長く定年50歳だったが50歳で辞めて、60歳で年金受給では10年間収入が断たれるので、定年が55歳から60歳に上がっている。
なお最近では65歳でも勤務させるケースが増えているが、実情は60歳から給与は30%程に落ち、権限は無くなり、元の部下に使われるというお情け雇用で、働く意欲をそそるものとは縁遠い。
次に「就職方法」は学校を卒業した新入生を一括入社させるのが日本方式である。この方式だと、一定の研修期間の後、適当に新入社員を、各部署に割り当てる。適当とは各部署の要望に従って、割り当てる事で、新入社員の意思に従って割り当てる訳ではない。
現実では技術を学んできた若者が、たまたまよく喋る理由で、営業部勤務になったり、地味な外見から事務職に命じられたり、そこには会社側の様々な理由があるが、本人の理由は殆ど聞く事がないのが現状ではないだろうか。
外国ではある業務で欠員が出た時に募集して入社を決めるから、その業務に適した人を入社させる事になる。企業が求める人材と、自分の得意分野で働きたい人とがマッチする。
その結果無理やりやらされている従業員と、進んで職種に着いた社員とは、働く意欲や効率も変わってくる。企業の中での転勤も企業の都合でどんどん勤務地や職種が変わる場合も多い。個人はいつしか、自分に忠実に真剣に働くより、企業の意向に従って働く事を選んだ結果、勤務効率は外見は上がっているようだが、実質は何ら進歩が生まれないのが現状ではないだろうか、
シャープ再建ー企業システムー10
日本企業とクラウド-13
日本企業の中でも海外に空調機を販売している「ダイキン」は2020年を目指して世界の100万台の業務用空調機をクラウドにつなげる計画を立てている。世界中の空調機データをAWSによる「ダイキン、グローバル、プラットフォーム」に吸い上げ、サービスを開発する。
三菱ふそうトラック、バスは2020年までに自社製トラック10万台をネットにつなぎ、トラック輸送の方法を変えていく方針だ。運転中のトラックの位置や燃料の消費情報を把握できるほか、急ブレーキなどの状況から運転の安全性を評価したりする事ができる。このサービスはマイクロソフトのアジュールが提供するAIやIOT の機能を駆使している。想像以上に短期間で実現できたという。
2016年最大手の三菱東京UFJ銀行がAWS の採用を決めた。企画部は新規開発のシステムはまずクラウドで検討すると考えている。銀行業界では巨大なシステムを自前で構築する事が競争力につながると考えていましたが、投資のかなりの部分がサーバ構築やメンテに使われて、新しいサービスが出来なかったが、クラウドであれば、手間が省ける。
銀行内のデータを集計し、分析する基礎の作成やAI モデルの開発を検討中だ。クラウド各社もデータセンターは東京以外に大阪にも開設し、災害などに備えるバックアップが可能になり、金融のクラウド導入が加速した。
今後はシステムの中核の「勘定系」だが、この業務は未だ自社のメインフレームで行なっているので、今後のクラウドの成熟度を待つとしている。