「宇宙を知りたい」カテゴリーアーカイブ

易と人生ー8

易では中国の古典の四書五経の1つに易学がある。四書は論語、大学、中庸、孟子で五経は易経、詩経、書経、礼紀、春秋があるが、五経は四書より高いという。つまり易経は中国古典の中でも最も高い位置にあるようだ。

高名で深い知識を持つ碩学の安岡正篤先生の易についての説明では、そもそも中国は紀元前から中原と言う中国の真ん中を競い合い、種々の王朝が争った。


中国の漢民族は黄河と揚子江の間を中原と言い殷時代は狩猟民族だつたが、漢民族になって定着し農耕民族となった。

そこで1番の問題は東夷(とうい)、西戎(せいじゅう)、南蛮(なんばん)、北狄(ほくてき)、つまり東から北西にかけての北方民族、満種族、トルコ族、遼族、金族、蒙古族、チベット族の様な夷狄と戦い、侵略、征服、革命、反乱、退去、没落の歴史を歩んでいる。

この様な中国では毎年国の未来を占うことが王の最大の任務であった。単に占うだけでなく、その後どう変化していくかを予測する事も大切な仕事であった。

易と人生ー7

易と人生ー5

1898年生まれのアイルランド出身でアメリカで活躍したジョセフ、マーフィー博士は運と無意識について述べている。

ところで無意識とは20世紀前半ジークムント、フロイトは人間には意識出来る領域と意識出来ない領域があり、幼少期から周囲の道徳的抑圧を、受けると意識出来ない領域にヒステリーなどが形成されるとする、精神分析学を創始した。


またその弟子のカール、バスタブ、ユングはフロイトの無意識は幼児的、個人に限られる。しかし人間の無意識には個人的な無意識以外に、他の人と共通に持つ普遍的無意識が存在するとして、分析心理学を創設した。

無意識は未解明な領域であるが、心理学や脳科学で研究中である。

マーフィー博士は言う、彼の説明によると、人の意思には意識的な意思と無意識的意思がある。普通人は自分の意思によって行動するが、それは本音の場合と本音とは違う場合がある。


その内本音、つまりその人が心の底から思っていることは、無意識の領域に落ちて行く。それは潜在意識と言う。


潜在意識は巨大な宇宙に広がっているものだが、個人の潜在意識はその意思通りに動かす事ができるのだ。

人はなかなか自分の意思を潜在意識に伝えられない為、悩むけれど、上手く伝えられた人は運が良くなると言う。

マーフィー博士 は自分の無意識に何をどんな風に伝えるかを述べている。

無意識は冷静で純粋な世界だから明確に分かりやすく伝える事が大切で、そこに不安感を混ぜると、そのまま不安も伝わるので、注意が必要であると述べている。

易と人生ー4

易と人生ー4

人生の未来はどうなって決まっていくのだろう。更に考えを広げると、動物にも動生があり、植物にも植生がある。
そう考えると、生まれて死滅までの寿命も色々違う。現在最も長い寿命は200億年を経た宇宙であろう。寿命の短いものは10の-23秒と言う素粒子の一種、ハドロン粒子であるそうだ。

ネアンデルタール人の寿命は29歳だった。ギリシャ、ローマ時代は36歳だった。しかし近年医薬品、公衆衛生、栄養の発達のため、年々寿命が伸びている。

人間は人間外のものまで、寿命をふやしているが、動物園では野生では考えられないほど多く動物の寿命を伸ばしてきた。

食べ物でも燻製、乾物、塩漬け、漬物、冷凍、缶詰などの保存方法で、寿命を伸ばしてきた。その他でも塗料、真空パック、潤滑油、などで寿命を伸ばした。

寿命は環境を変える事によって短くも長くもなるものである。そこに運命論はどう入り込むのか?占い師は人の寿命は占わないと言う。寿命とは運命にとって特別なものなのか。

易と人生ー3

易と人生ー5
易と人生ー3

易と人生ー3

1,.我々は銀河系と言う星の集団に属している。銀河系の端にある太陽を中心とする太陽系のメンバーの地球の上に生きている、
銀河系の様な何億もの星を引き連れて渦を巻きながら動いている星団はいくつもあると最近の天文学 は述べている、

2.銀河系では常に星が生まれては死んでいく、このちっぽけな地球上でも絶えず生まれては死んでいく、星の誕生と生物の誕生は大きさは違うが、質的には同じものではないだろうか、
        
3.銀河系の中で毎秒莫大な数の生死が発生しながら銀河系は分裂も爆発もせず  存在し続けている、そこに個別の生死を導くスケジュールやストーリーがあるに違いないと考える、
       
4.Jrの全国の電車のスケジュール、それは何時何分に何処を出発しどこの駅に何時に停車し最後はどの駅に何時に停車するかを決める特集な仕事 を[スジ]と言うと聞いたことがある、      宇宙の生死を決めるのはこの[スジ]の作者ではあるまいか、 
   
5.四柱推命と云う占いがある、   ここまで書いた時、不思議な事がおきた、たまたま以前勤務していた会社の関連会社へ行ったところ、今向かいで仕事をしてる御年配の方から名刺をもらったとの事で、見せて貰ったら、四柱推命学鑑定士と書いてあつた、私は慌てて紹介してもらい、名刺をもらつた、   来年1月8日に会う約束をせてもらつた、
   
6.四柱推命鑑定士に約束どうり会う事ができた、あらかじめ私と家内と友人3人の名前と生年月日をメールで伝えておいた、当日これまでの私の歩みと今後の展望を書いてくれた、 
私の印象では65%当たっている、初対面とかんがえると70%と言うべきか、心身を清め、般若心経を唱えて占うとのことだ、  

易と人生ー4
易と人生ー2

ブログ一覧ー4

易と人生ー2

人は神が迷える我々のため行く手を示すヒントをどこかにひっそりと置いたのではないかと考えた、

  そのヒントは天上にあり、次いで天空にも現れたと藤巻一保氏は書いている、 

天上の太陽や月や星の動きに神の意思を読み取り未来を予測した、又時には天空の鳥の鳴き声で占った、

さらに下駄のはなおが切れたとか茶碗が割れたと不吉な予感を感じ取った、 

毎日の生活が不安であればあるほど、日常の生活の中で未来の予兆を探したに違いない、


また神は何処かに未来を示すヒントをうめこんだに違いないと考え、鼻の格好や手のひらのスジから予測した。 

ブログ一覧ー4

易と人生ー1

易と人生ー1

 1・人生でもつとも関心が強いのは、明日自分はどうなるのか、一週間後なにが起こるか、一ヶ月後にはどんな事件が発生するのか、

今の自分の努力がはたして、1年後に実っているのか等々未来の運命の行方ではないだろうか、 


2.数千年の昔から、時の皇帝は年初には今年1年の収穫の占いを大々的に行った、皇帝は専門の祈祷師を雇い、大きい政治決断には占いの結果を重視した、 


 3.昔からどこでも神は天上にあると考えたらしい、西洋では教会の塔をどんどん高くして神に近づいた、東洋では神に近づく為に最も高い山に登った、そして星を観察しはじめた。

ブログ一覧4

100歳時代と過去未来ー70

ニュートン力学にも相対性理論にも説明出来ないのは「過去」と「未来」です。そして電磁気学や量子論でも時間の向きを区別しません。日常で過去と未来を区別するのは簡単です。ミルクの混ざってないコーヒーとミルクの混ざったコーヒのどちらが過去かと尋ねられれば誰でも前者と答える。

コーヒーにミルクを入れてかき混ぜると変化し、逆には戻りません。これは不可逆過程と言い、過去と未来を区別します。これは時間の矢といいます。29世紀に時間の矢の謎に挑んだのはルートヴィッヒ、ポルツマンです。

ミルクの混ざっていないコーヒーと混ざったコーヒーの違いはミルクの粒子のちらばり具合です。ポルツマンは粒子の散らばり具合を「エントロピー」と言う数値に置き換えてみました。

ポルツマンの定義では粒子の配置が整っていればエントロピーは低い、散らばっていればエントロピーは高いと計算されます。宇宙でもエントロピーの増大は起こっていると考えます。

極限までエントロピーが増えた宇宙の状態を、宇宙の「熱的死」といいます。この状態になると、宇宙には何も無くなり、原子さえ素粒子に分解されていくといわれます。

宇宙が今後膨張を続けるなら、遠い将来熱的死が訪れると予想されています。現代の物理学では熱的死をむかえても、時空は存在する、従って時間も終わらないと考えています。

100歳時代と時計-69

100歳時代と時計ー69

古代人は天体の動きを時計の基準にした。天体は1年の長さを教えてくれた。古代エジプト人は最も明るい恒星のシリウスが、夜明け前に東の地平線から登る時1年の始まりとした。

最近時間に関する本が盛んに発行されている。その一つ「最強に面白い時間」(ニュートンプレス発行)には時間に関するエピソードがある。

ナイル川のはんらんを予見したり、種まきの時期を知る重要な意味があった。古代エジプト人は1日を昼と夜に分け、各々を12に区切って1時間の長さをきめました。昼の長さは冬より夏が長い為、夏の1時間は冬の1時間より長かった。

中世まで時計は日時計や水時計がありましたが、甚だ不正確で1時間の長さは、計るたびに変わりました。

それを一変させたのはイタリアのガリレオでした。1683年ピサの大聖堂の天井から吊るされたランプの揺れを眺め、揺れが大きい時と揺れが小さい時の往復時間が同じ事を発見した。

「振り子の等時性」と呼び、1メートルの振り子が1往復にかかる時間は、揺れの大きさや振り子の重さによらず、いつもほぼ2秒と分かり、振り子時計の原理となりました。時計によってまちまちだった1時間は一定の長さで刻まれる1時間へと変わりました。


1927年にはクオーツ時計(水晶時計)が開発されました。水晶の薄片に電圧をかけると正確な周期で震えます。この性質を利用しています。誤差は1日15秒ほどです。

1955年にはセシュウム原子時計(セシュウム原子と電波の振動を利用)’これは3000万年に1秒の誤差しかありません。現在はこの原子が刻む一秒の基準になっています。

100歳時代と過去未来ー70
100歳時代と時間ー68

ブログ一覧4(2020/1/1~)

577.易と人生ー8
576.易と人生ー7
575.易と人生ー6
574.易と人生ー5
573.易と人生ー4
572.易と人生ー3
571.易と人生ー2
570.易と人生ー1
569コロナ後ー5
568.コロナ後ー4
567.コロナ後ー3
566.コロナ後ー2
565.コロナ後ー1
564.池上さんが聞くーDNA & RNA-7
563.AIとコロナと入力の自動化ー14(6)
562.100歳時代と過去未来ー70
561.100歳時代と時計ー69
560.100歳時代と時間ー68
559.AIとコロナとドンー14(5)
558.AIとコロナと将棋ー14(4)
557.AIとコロナとサーズー14-3
556.AIとコロナとヘルスマップー14-2
555.AIとコロナー14-1
554.東証システムの故障ー33
553.池上さんが聞くー遺伝子の化粧ー6
552.テレワークのメリット、デメリットー8
551.これからのテレワークー7
550.テレワークーGとTー6
549.テレワークとクラウドー5
548.IphoneSEに変更しましたー64
547.池上さんが聞くータンパク質-5
546.池上さんが聞くーIPS細胞ー4
545.池上さんが聞く遺伝子ー3
544.テレワークとカラオケー5(4)
543.テレワークとカラオケー5(3)
542.テレワークとカラオケー5(2)
541.テレワークとカラオケー5
540.テレワークの準備ー4
539.テレワークのソフトー3
538.テレワーク時代ー2
537.テレワーク時代ー1(20200616)
536.池上さんが聞くーウイルスとはー2
535.池上さんが聞く生命の仕組みー1
534.100歳時代の慧海と心身培養ー67
533.100歳時代の慧海と漢方医書ー66
532.コロナーハラリの世界連携ー13
531.コロナーハラリと情報組織ー12
530.新型コロナーハラリと生体情報-11
529.新型コロナーハラリと監視ー10
528.新型コロナとハラリの世界ー9
527.100歳時代と慧海の薬草ー65
526.AI時代の士業と人間力ー66(8)
525.100歳時代と慧海の長生法ー64
524.100歳時代と川口慧海ー63
523.新型コロナと冬場ー8
522.新型コロナと風邪ー7
521.AI時代の士業の直接的影響―66(7)
520.AI時代の士業の間接的影響-66(6)
519.人生50年X2と雑談力ー62
518.新型コロナウイルスと感染症ー6
517.新型コロナウイルスと病気に勝つー5
516.新型コロナウイルスと免疫力ー4
515.AI時代の士業と具体的失業ー66(5)
514.AI時代の士業と人工知能ー66(4)
513.新型コロナウイルスー3
512.新型コロナウイルスー2
511.新型コロナウイルスー1
510.AI時代の士業とIT-66(3)
509.AI時代の士業の環境ー67(2)
508.AI時代の士業の戦略ー66(1)
507.人生50年X2,頑張り過ぎー61
506.人生50年X2,心の荷物ー60
505.人生50年X2,男性の場合ー59
504.人生50X2ー男性の運命ー58
503.AI-2回目の小学校先生ー65
502.ファーウエイー3
501.珍問、疑問ー3
500.珍問、疑問ー2
499.珍問・疑問ー1
498.大阪の春ー5
497.インテリジェンスー3
496.ファーウエイー2
495.ファーウエイー1
494.インテリジェンスー2
493.インテリジェンスー1
492.大阪の春ー4
491.大阪の春ー3
490.大阪の春ー2
489.大阪の春ー1
488.2020年予測ー3
487.2020年予測ー2
486.2020年予測ー1
ブログ一覧3(2018/8/10~2019/12/31)

宇宙戦争と人工衛星ー24

弾道ミサイルは高度3万6000キロの静止衛星軌道を周回する。宇宙戦では他国の衛星に体当たりして攻撃する「カラー衛星」も威力を発揮する。

宇宙ではもはや米国が安全に作戦を実行する特権を使えなくなっていると米国空軍大将は今年6月に強調した。


米国の宇宙軍は1985 年レーガン政権下で設立された「スターウォーズ計画」と呼ばれた。スターウォーズ計画とは1983年宇宙に展開する対ソ防衛網構想で戦略ミサイル構想とも言う。

衛星軌道上にミサイル衛星やレーザー衛星や早期警戒衛星(弾道ミサイル発射探知で発射炎を、赤外線カメラで探知する)などと、地上の迎撃システムと連携して、敵国の大陸間弾道弾を、迎撃、爆撃し(アメリカ本土への被害を最小にとどめる為)を整備した。

スターウォーズ計画は2002年に解体され、核戦略を含む戦略軍に吸収された。しかし中国ロシアが宇宙への軍事進出を鮮明にしたため、復活を決めた。

ミサイルやキラー衛星を使うと大量の破片が宇宙ゴミとして、撒き散らされる。そこで電波を使った通信妨害等の攻撃が現実的となってきた。

ロシアは2014年ウクライナ紛争で通信妨害によってウクライナ軍の軍用通信を遮断し、自軍を優勢にした。

米紙は中国が南シナ海のスプラトリー諸島に電波妨害の装置を配置したと報じている。日本も遅まきながら対応を本格化した。

2018年に決定した防衛計画では宇宙やサイバー、電磁波等の「新領域」での防衛力装備を強調、防衛省は現代の戦いでは宇宙空間は死活的に重要としている。

日本は宇宙ゴミを見張る「宇宙状況観視(SSA)」に力を入れている。日本の衛星に不審ものが接近したら回避さす。

航空自衛隊も100人程度の専門部隊を発足した。

但し日本は憲法等で宇宙は対象外になっており、衛星を攻撃はできず、経済制裁しか出来ないので、今後は宇宙での武力攻撃に対しての自衛権への道筋を整理する時期が来ている。

5Gの落とし穴-25
宇宙軍と人口衛星-23

宇宙軍と人工衛星ー23

人口衛星は軍事通信、GPS,を通じて部隊の移動やミサイル攻撃、弾道ミサイルの早期警戒など多くの場面で鍵となる。

これが麻痺すると最新警備を生かせず敗戦にいたるかもしれない。核兵器を使う戦略も通信衛星の回線にささえられている。

人工衛星は守りに弱い。数センチの物体が衝突しても機能を失う。


トランプ大統領は今年2月「宇宙軍」を来年に創設する署名をした。その前段階として宇宙統合軍を年内に立ち上げる。


中国は2015年「戦略支援部隊 」 を創設した。宇宙戦やサイバ攻撃や電磁波監視等を担当する。


最近の中国の衛星の数は既に米国を上回つている。

米国は中露を念頭にした対抗演習「スペース、フラッグ」を2017年から実施している。

2019年9月北京で抗日戦争勝利のパレードを行ったが、迷彩色のミサイル「東風21d」で、衛星ミサイル攻撃用と考えられている。

元々衛星攻撃ミサイルは米国とロシアが確立してきたが、中国は2007年に実験に成功している。

宇宙戦争と人口衛星ー24
宇宙戦争と人工衛星ー22

宇宙戦争と人工衛星ー22

人類初の人工衛星は1957年ソビエト連邦が打ち上げたスプートニク1号だ。21世紀初頭までに数千の人工衛星が打ち上げられた。

用途は軍事、偵察、通信、放送、地球観測、航行、気象、アマチュア用科学用等がある。


ほとんどは地球を周回する軌道にあるが、惑星探査目的で、火星や木星など他の惑星の軌道上にもいくつか到着している。

人工衛星とは主に地球の軌道上に存在する。地球上から宇宙速度(理論上海抜0mでは約7.9km/s,つまり時間あたり28400kmに加速させて地球の重力と重力から脱出する遠心力とが釣り合い、地球周回軌道を回り続ける人工衛星となる。

アメリカはソ連のスプートニク1号の成功にショックを受け、アメリカとソ連の峻烈な宇宙開発競争が始まった。

アメリカは1957年より宇宙監視ネットワーク(snn)は1957年より宇宙天体の観測をしており、2008年で8000以上の人工天体を追跡している。10センチ以上の物体を追跡している。

宇宙が新しい戦場となりつつある。米国と中国の覇権争いが激しくなり、人工衛星を攻撃し、陸海空の支配を狙う「宇宙戦争」が現実味を帯びてきた。

中国の宇宙ステーションからレーザー砲が放たれ、米国の軍事衛星が破壊される、通信網が麻痺した米軍に中国軍が襲いかかる。

これが近未来の小説「ゴースト、フリー」の開戦シーンだ。中国軍はハワイを占領する。現代では高度な情報戦がカギになる為「人工衛星」は不可欠になってきました。

宇宙軍と人工衛星ー23
ファーウエイ端末-5G-21

ホーキングと宇宙宇宙ー20

宇宙を作るには3つの材料があれば良い。1つ目は物質、2つ目はエネルギー、3つ目は空間だ。

物質は質量を持ち、あらゆる所に存在し、塵、岩石、氷、液体やガスなど。エネルギーは太陽からエネルギーを感じる、

エネルギーは宇宙のあらゆる場所に染み渡り、宇宙をダイナミックに変化させ続けている。

宇宙には空間が広がっている。その広大さは並外れている。
これまでで最も卓越した科学者のアインシュタインはただならぬ事に気づいた。


宇宙を作るためにに必要な2つの要素の質量とエネルギーは本質的に同じものだと言う事である。

コインの裏と表のようなもので、質量は一種のエネルギーで、エネルギーは一種の質量というわけだ。

そうすると宇宙を作るためにはエネルギーと空間が必要となる。科学者が考え出した答えは、宇宙がビッグバンと呼ぶ出来事が起こった時、空間が出来たのだ。

ビッグバンの大きな謎は空間とエネルギーからなる壮大な宇宙が、いかにして、何も無いところから現れたかにある。

これを説明するには負のエネルギーが存在しなければならない。
たとえば男が丘を作るため、地面に穴を掘り、出来た土を盛り上げていく。


丘を作ると同時に穴も作っている。足し合わせるとゼロになる。これが基本的な考え方だ。
ビッグバンで正のエネルギーが生じた時、同じだけの負のエネルギーが生まれた。

フアーウエイ端末ー5G-21
5G覇権争いー先端技術ー19

ブラックホール-最先端技術-17

最も難しいのは時間の調整のようだ。地球は球体なので.ブラックホールの映像が届くのにわずかなズレが生じる。
しかも地球は自転しているので、望遠鏡の位置は常に変化している。変動する時間のズレを調整しながらネットワークを連動させる。


従ってそれには、正確な時計が必要となる。1000万年で誤差が1秒と言う超正確な原子時計を使う。

観測初日は天気も良く、順調な滑り出しだつたが、2日目はメキシコで機械のトラブルがあり、3日目はメキシコとチリの映像が消えてしまったなど問題が起こった。

一週間の観測を終わり、全データはアメリカとドイツに集められ、五ヶ月をかけて、高精度のコンピュータでデータ同士を結合する作業が始まった。

ところがスペインのデータのズレが発見された。2017年10月10日にケンブリッジにメンバーが集合し、4日間議論した。

議論の内容はブラックホールを描くにはデータが足りない。不完全なデータからどうやって正しいブラックホールの映像を描くかだった。

8台を使ってもデータが足りない事が分かった。そこで日本の本間チームは「スパースモデリング」手法を提案しました。

5G-中国の三丹技術ー18
ブラックホールー先端の舞台裏ー16



ブラックホール-先端の舞台裏ー16

2019年4月10日に世界6ケ國で同時会見がされ、M87のブラックホールの撮影に成功した事が発表された。
M87は乙女座にある楕円銀河で太陽の65億倍の質量を持つブラックホールがあり地球から5500万光年の距離にある。

M87は半径200億キロで太陽系の最も外側の海王星の距離の4倍に当たり、太陽系全体程の大きさになる。

ちなみに我々の住む太陽系が属する天の川銀河の直径は10万光年(正確には10万5700光年)ですので、いかに遠くにあるかが感じられる。

又ジェットと言う超高エネルギーの噴出ガスが、見え、ウルトラマンの故郷とされている。

今回そのM87のブラックホールに焦点が当てられた。勿論これまではアインシュタインの理論ではあるとされたが、見た人は居ない。

2017年に世界中の200人の科学者が、チームを組み、ブラックホールの撮影に挑戦した。今回MHKのスペツシャルでその舞台裏に迫った。

アメリカのマサチューセッツ工科大のシェップ、ドールマン教授は10年前からブラックホールの撮影を考えた。

ブラックホールは遠くて、大変小さいので、この撮影は普通の望遠鏡では映らない、月に置かれたオレンジを映し出す様なものと言う。

そこで地球上の世界の望遠鏡を連携したら、地球程大きな望遠鏡になるのではないかとの、とんでもない案を考え出した。

つまりチリ(2個の望遠鏡),メキシコ、アメリカ、ハワイ(2個),スペイン、南極の世界6ケ國、8だあの望遠鏡をネットワークでつなぎ、同時に映す映す「 イベント、ホライズンテレスコープ」のプロジェクトを立ち上げた。

今回は銀河系の中心とM87の二ヶ所を観測する。2017年4月5日、8台の望遠鏡が一週間かけて、同じブラックホールを観測することになった。

ブラックホールー最先端技術ー17
ホーキングと神ー15

ホーキングと神-15

科学は益々かつては宗教の領分だつた問いに答えるようになつた。私たちはどこからきたか、なぜここにいるか、昔は答えは常に一つだつた。全ては神がつくつたのだと。雷、嵐、日食と言った自然現象を理解する為に神を信じた。いまでは科学が答えを用意している

ホーキングは神に恨みがある訳ではない。私の仕事は宇宙を理解する為の合理的な仕組みを見出す言にあるという。
あらゆる事に神を持ち出さず、それが成り立つ法則の存在を信じる。その法則を作ったのが、神だと言ってもかまわないが、それは神をどう定義するかだろう。


紀元前300年頃アリスタリコスと言う哲学者が月食は本当に神によって引き起こされるのだろうかと、疑問を持った。
月を慎重に調べた結果、月が欠けて見えるのは、地球の影が月を通過するためであって、神とは関係ないと考えた。


そこから太陽、地球、月の位置関係を図示し、地球が宇宙の中心ではなく、太陽の周りを回っていると言う結論を導き出した。
ホーキング氏が人類の最も偉大な業績は自然の法則を発見した事にあると考える。


テニスボールは常に法則通リに動き、選手の筋肉から生み出されるエネルギーも法則が働いている。
この法則はボールの飛び方だけでなく、惑星の運動や宇宙で起こる全てにあてはまる。人間が作った法則と違い、自然法則は破ることが出来ない。


神を自然法則を体現するものと定義しても良いだろうが、ほとんどの人は神をそのような捉え方をしていない。
神は人間のような人格的なものと定義している。宇宙の中で、人間がいかにちっぽけなもので、その生涯は一瞬のものであるかを直視すれば、それは出来ない。


むしろ神と言う言葉を人格を持たない自然法則という意味で用いている。宇宙は自然法則に従って、何も無いところから自然に生まれたと考える。

ブラックホールー先端の舞台裏ー16
ホーキングとブラックホールー14

ホーキングとブラックホール-14

ホーキング氏は空間が無くなる特異点を説明する為、大きなものの理論を説明するアインシュタインの一般相対性理論と小さいものの理論の量子論を合体させる事を考えた。この辺りは私の理解力を超えて難解なところですが、

つまり宇宙の理論は相対性理論で説明できるが、分子や原子の動きは量子論でしか説明できない。初期宇宙で出来た原始ブラックホールから原子をつくる事ができるだろうかと考えた。

ブラックホールは境界面があり、そこへ入ると凡ゆるものが引き込まれて、光さえ引き戻す事は出来ない。それはカヌーでナイアガラの滝から落下するのと似ているとホーキング氏は表現する。

小さなブラックホールではあなたの体は細長く引き伸ばされる、しかし大きなブラックではまるごと引き込まれるだろう。

当初はブラックホールに入れば何も出てこないのが通説だつたが、1975年にブラックホールが粒子を放出している事に気付いた。

量子力学によると空間は粒子と反粒子がペアーになつており、合体して消滅するが、ペアーの一方の粒子だけがブラックホールに落下し、片方が残ると消滅する相手が無くなり、無限の彼方に逃げ出すだろう、それがブラックホールから出てきたようにみえるのだろう。

ミニブラックホールが一つあれば、世界のエネルギーが賄えるほどの出力があるという。


現在ブラックホールから出る熱的放射はホーキング放射と呼ばれている。ブラックホールがまだ現実に発見されていない時期に、ブラックホールの概要を把握出来ていたことは、少々自慢したいとホーキング氏は述べています。

ホーキングと神ー15
ホーキングと宇宙の始まりー13

ホーキングと宇宙の始まり-13

「宇宙にはじまりはあるのか?」は1960年代に盛んに議論された。宗教家は神が作ったとしたが、科学者は宇宙に始まりがあったと直感的に思っていた。

エドウイン、ハツプルはほかの銀河から来る光を分析して、その銀河が近づいているのか、遠ざかっているのかを測定してみた。するとほとんどの銀河が遠ざかっている事がわかった。しかも遠い銀河ほど大きな速度で遠ざかつていた。

つまり宇宙は膨張していると分かった。この発見は20世紀に起こった大きな知的革命の一つだつた。ここから議論が一変した。
百億年前は宇宙がもつと小さかった事になる。更にその前には一点に集まった状態のようにみえる。


アインシュタインの相対性理論によれば、時間は空間とつながっており、4番目の空間である、ホーキング氏の説明によると、空間が縮まって一点になると、時間も無くなる。

従ってそれ以上時間を遡れなくなり、特異点となり、そこが宇宙の始まりとなるらしい。特異点の考え方がブラックホールの境界面の面積の説明に役立ったそうだ。

ホーキングとブラックホール-14
ホーキングと先端技術ー12